カテゴリ:恩人・マサタさん
俺はどうやら
勘違いをしていたみたいです。 すでに奇跡は起こっているんですね。 コスタリカ時代の恩人のあなたが 何気なく見せてくれていたそれに 俺はちっとも気づいていなかったようです。 「定められた終わり。」 「あの日のまま。」 「かがやき。」 「あなたの病室。」 「田舎時間の幸せ。」 「幸せのカタチ。」 「素敵な奇跡を。」 3週間のコスタリカ旅行から帰国した翌日、 あなたは病室で俺のコスタリカでの話を ゆったりな笑顔で聴いてくれました。 俺がコスタリカを みんなに自慢したくなるくらい好きなのは あなたと出逢いがきっかけだったことを 強く強く思い出しました。 出逢いの素晴らしさを知って、 人を心から信じられるようになったのは、 あなたの行動を見て覚えたんだってことを あらためて思い出しました。 どうもありがとう。 初詣を終えたこの日の夕方、 あなたに会いに行きたいってことを連絡すると、 自宅に戻ってるという嬉しい報告を 奥さんから聴きました。 たとえそれが一時の帰宅だったとしても、 俺は何だか嬉しい気持ちになれたのです。 自宅が一番落ち着くってあなたはいつか言ってたから。 家に入ってベッドのある部屋に行くと、 少し張りのある声で挨拶をしてくれました。 「ああ、テツ。 明けましておめでとう。」 あなたのその「おめでとう」を聴いて、 俺は軽々しくその言葉を使ってきてたんだ、 ってことを思い知らされ、軽くショックを受けました。 一生懸命に生きたい、 そう思ってる俺にとって、 そのことは大事な気づきでした。 どうもありがとう。 奇跡は起こっているんですね。 だって、去年の2月に“余命14日”と言われてた あなたがこうして新しい年を迎えたんですから。 気づけない俺が阿呆でした。 これ以上望んじゃいけないのかもしれない、 でも阿呆な俺はやはりこう望んでしまうのです。 奇跡を起こして終わりにしないで、 奇跡をこれからもこれからも起こし続けて もう奇跡とは呼ばせないようにしようって。 今年もいっぱい笑い合いましょうね。 『人は本当に偶然の中で何かに遭遇し、 偶然によって変わっていく。』 漫才師・太田光(爆笑問題) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[恩人・マサタさん] カテゴリの最新記事
|
|