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カテゴリ:グローバル日本語
ヴェンコール作「海の沈黙」は、フランス・レジスタンス(抵抗)文学の白眉(はくび)である 映画化作品が近く日本でも公開される。 ナチス占領下のフランス。 ドイツ人の将校が、ある一家を訪れる。 礼儀正しく教養豊か。 フランス文化に魅せられてきたという。 が、侵略者に、どうして心を開く事などできるだろう。 一家は深い沈黙をもって応じる。 やがて将校は、激戦の東部戦線へ転任に。 別れの日、娘がはじめて口を開く。 「アデュー(さようなら)」と。 限りなく「ボンジュール(こんにちは)」に近い、ひと言ではないだろうか。 別れというより、人間同士としての新しい出会いへの挨拶であったに違いない。 若き日の池田大作氏が作詞した「森が崎海岸」はキリスト教の信仰へ向かう 親友への、変わらない友情の思いをうたったものである。 「君に幸あれ、わが友よ、 つぎに会うのはいつの日か」 (名字の言より)
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Last updated
2010.04.07 17:04:04
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