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2010.01.18
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カテゴリ:グローバル日本語

P1030109(1)たそがれ.JPG

 

ヴェンコール作「海の沈黙」は、フランス・レジスタンス(抵抗)文学の白眉(はくび)である

映画化作品が近く日本でも公開される。

ナチス占領下のフランス。

ドイツ人の将校が、ある一家を訪れる。

礼儀正しく教養豊か。

フランス文化に魅せられてきたという。

が、侵略者に、どうして心を開く事などできるだろう。

一家は深い沈黙をもって応じる。

やがて将校は、激戦の東部戦線へ転任に。

別れの日、娘がはじめて口を開く。

「アデュー(さようなら)」と。

限りなく「ボンジュール(こんにちは)」に近い、ひと言ではないだろうか。

別れというより、人間同士としての新しい出会いへの挨拶であったに違いない。

若き日の池田大作氏が作詞した「森が崎海岸」はキリスト教の信仰へ向かう

親友への、変わらない友情の思いをうたったものである。

「君に幸あれ、わが友よ、 つぎに会うのはいつの日か」

(名字の言より)

 






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Last updated  2010.04.07 17:04:04
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