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2006/06/14
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カテゴリ:movie

・ストーリー
講演会のためパリを訪れていたハーヴァード大学教授のラングドン。突然、深夜にフランス司法警察のファーシュ警部に呼ばれ、ルーブル美術館に連れ出される。美術館長のソニエールが殺され、彼に捜査に協力して欲しいとの要請を受けるが、実は、ラングドンも容疑者にされていたのだった。そこにソニエールの孫娘で、暗号解読者のソフィーが現れる。ソフィーは、現場の写真を見て、祖父が自分だけに分かる暗号を残したことに気付く。[goo映画より]


まず、オイラは映画を見に行く前に、文庫化した本の上巻だけを読み、尚且つ【ダ・ヴィンチ・コードの謎】を見て、さらにTVでやってた特番を見てから映画を見に行きました。

そうしないと、オイラはクリスチャンでもアメリカ育ちでもないので、背景がわからないから見ても消化不良かな、と思ったもんでね。


まず、映画を見終わってからの率直な感想は、「説明不足」な場面が多々あったということ。長編小説を映画化する際にはどうしてもその尺に収めないとならないので、ある程度ストーリーを変更したり、ちょっとした場面をカットしたりということはあります。けど謎解きの多いストーリーではそのほんのちょっとした事が思わぬキーになってたりしますよね。そこが雑になってしまうと全体的に大味な、ある意味ハリウッド的な映画(苦笑)になって、せっかくのいいベースが台無しになってしまうと思うのです。

オイラは上中下の上巻だけ本を読みましたから最初からすんなり入れましたけど、多分まったくの初見の人にはなにがなんだかわからない内に主役が逃げ出してしまったのでは?実質上巻の内容は最初の30分もかかってなかったんじゃないかな。

その後の展開もなんか急ぎ足な感じで、何がヒントになってるのかがいまいち掴めなかったり、当然どうしてその結論に至ったのかが映画だけではひじょ~に判りづらいと思います。まぁ、オイラはいろいろ“予習”してたおかげで何を暗示してるとかがそこそこ判ったからついていけたけど。

でもラストシーンは何?どゆこと?ってなりました(爆)。ソフィーの血脈は判るけど、あのおばあさんはいったい誰?みたいな(苦笑)。小説のほうの続きを読んで、あぁそういうことだったのね・・・みたいなのが多かった。

小説を全て読み終わり、コレを一本の映画にしたのは間違いかなぁ、なんて思ったりしました。

あと、トム・ハンクスの熱演はわかるんだけど、小説読んだ際のオイラのイメージではラングドンはジュード・ロウ〔【ガタカ】、【ロード・トゥ・パーディション】〕、ソフィーはエマニュエル・ベアール〔【ミッション・インポッシブル】〕でした(爆)。ジャン・レノ(ファーシュ警部)はぴったりだったけどね。

この作品を理解するには、キリスト教とそれに纏わる歴史をある程度理解しないと面白さは伝わらない気がします。特に映画のほうは。



オイラ的には結論がわかっても「ふ~ん」だったもん(笑)。小説はしっかり練られてるし説明もしっかりされているので面白いと思います。


名作度   2.5ションペン
緊迫度   3.0デンゼル
演技派度  3.0デニーロ
シビレル度 2.5謙






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Last updated  2006/06/14 05:36:50 PM
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