名作アニメ紹介 第2回 「とんがり帽子のメモル」
久しぶりの、名作アニメ紹介です。今回、紹介する作品は、「とんがり帽子のメモル」 です。1984年3月~1985年3月まで一年間で、全50話、放映されました。この度、11月10日にDVDBOXが発売されますので、そのこともあり紹介をさせていただきます。では、どんな作品か、説明させて頂きます。この主人公の女の子メモルは、リルル星からやって来た宇宙人です。大きさは、人間の手のひらサイズとすごく小さい。なぜ、彼女が地球にやって来たかと言うと、リルル星人をたくさん乗せた宇宙船が事故のため、やもえず着陸したのが、地球だった。物語はそこから始まります。これだけ聞くと、ありがちな話かな~とお思いでしょうが、これからがメモルの面白さです。リルル星人は人間に比べると、とても小さいので地球で生活するには、危険が多いのです。動物たちに襲われる心配もあります。それに、人間に見つかればどんな、ことになるか・・・。その危険を回避するため、人里離れた所で生活することになります。しかし、子供は好奇心旺盛です。そんな、所でじっとしているわけが無く、メモルと他3人の子供達は鳥に乗って探検に出かける。そこで、ある女性との出会いがあります。その子の名前をマリエルといいます。マリエルは昔から身体が弱く、ずっとベットに寝ていることが多く、まったく笑うこともしない、子でした。そして、ある事件をきっかけの、マリエルとメモル達と出合って、仲良くなり、素敵な友達になって行くのです。お話のメインは、マリエルがメモルと出会い、笑うこともしなかった彼女がだんだん、心をゆるし明るい子に変わって行く過程を描いています。すごく、そのあたりの、描き方が、上手く感動を誘う作り方をしています。一つ印象に残ったエピソードを紹介します。メモルがマリエルに会いに行くことに当然、大人たちは、賛成するわけがありません。そこで、マリエルの所に遊びに行っても良いかどうかを決めることに・・・。リルル星では大切なことを決める時は、村の人全員で、綱引きを行うのです。それを、聞くとなんで大事な事を綱引きで・・・なんて思われるでしょうが、そこが、この作品の良い所です。そして、綱引きがはじまり、賛成派はメモル達だけ・・・。とても勝てるわけがありません。しかし、なんとメモル達が勝ってしまったのです。なぜでしょう?それは、反対派の人が力を入れてなかったのです。綱引きが終わって長老が、「大人はいろいろ事情や立場があって公に賛成することが出来ないこともある、そのときは今回のように、力を入れないことをする」なんか、このエピソードはすごく考えさせられる思いがしました。国会でも綱引きやれば良いかと思ってしまうくらいです(笑)どうでしょうか?少しは、興味を持っていただけたらうれしいです。すごく、感動でき、心温まる作品です。