2005/05/19(木)22:15
外国為替証拠金取引(19)
今日の日記は、自分の心に正直に隠すところなく、考えついたことを書いておきたいと思います。
外国為替証拠金取引では、個人投資家は一番不利な立場にあります。銀行等のように巨大な資本があるわけでは無く、情報速度はプロのディーラーよりもずっと遅いです。また、24時間相場とにらめっこなんてできません。でも、仕事で為替取引をしている人達は、相場とにらめっこしています。一瞬のチャンスも見逃さないように必死になってがんばっていると思います。
為替は世界中のお金の流れが、スムーズに流れるようにするための仕組みです。また、流れ込むお金の量が増えるほど、価値が高くなるという性質を持っています。逆に流れ込んでくるお金の量が少なくなれば、その価値が少なくなってしまうというものです。
そんな為替相場では、みんなで果実を分け合おうということよりも、人を出し抜いて自分だけが儲かろうという気持ちが強くなってしまいます。人より先にお金が集まってくるところに投資すればそれだけ多くの利益を得ることができるのですから。でも、こうなってしまうと、一割の優秀なプロディーラーがすべてを持っていってしまいます。個人投資家に勝ち目はありません。
でも、私は、そんな個人投資家が重要な役割を持てるようになることができると考えています。
それは、今、お金が暴走を始めようとしているところにあるように思います。現在、為替相場は誰にもコントロールできなくなっています。政府であろうとFRBの偉い人であろうと、為替相場に流れるお金のスピードと量をコントロールすることはできません。
その方向を若干変えることができたり、抑えたりするだけです。
その理由として、プロのディラーに預けられたお金が膨大で、且つ、お金に対して最大の利益を上げることが仕事なので、精一杯スピードを上げて、目一杯の量で大きく勝負しているのだと思います。(もちろん、リスク管理のためのルールは持っていると思います)
そして、一旦上げたスピードを落とすことができなくなっているのではないでしょうか。
この、お金の暴走を止めるには、多くの個人投資家が自己の判断で、正しい投資を続けて、自分サイズでお金をコントロールしていくということにより、一部の優秀なプロディーラーの方々に集中している資本を、個人投資家に分散することで、預かった資本から利益を最大限にしなければならないという「責任の呪縛」を解くことができるのではないでしょうか。
最低限のお金は必要ですが、自分でコントロールできないお金は不要だと思っています。
そのためにも、もっと多くの人たちに、自己責任での投資ということを知っていただき、お金を上手にコントロールし、みんなで果実を分かちあえるという、世界がやってくると信じていきます。
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「みんなが幸せなお金持になれる。今日の自分は、昨日より前に進んでいる。」
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