「気の確立」読了
「気の確立」読了著者:籐平 光一平成17年6月10日 文庫版初版1999年1月 東洋経済新聞社発行心身統一法の開祖であり、政財界の実力者たちに崇拝された、中村天風。合気道を創始・普及した功績で世界に名を広めた、植芝盛平。この二人に師事し、最高弟と認められた著者が、従来の人物像と語る。まずは、その師である、おふた方から、引かれたこの本。ところが、この人その物がすごい。植芝盛平氏の合気道を身をもって体現し、気をコントロールする事を会得。そして、中村天風氏の言葉で、「心が体を動かす」事を会得する。合気道も天風会も、その師が天に帰った後は、その真髄を伝える事が出来ずに、その師を越える弟子は生まれていないと思っていたのだが、ここにいたようである。しかも、その師の真髄を自分の物とし、師の先を歩んでいたのかも知れない。久々の読書であった。一気に読み終わってしまった。そして、天地の理という言葉で語られる、真理。この方の事をもっと調べて見たくなりました。