なんでもない日バンザイ!

2010/11/09(火)22:04

文楽とドリフそしてよしもと

テレビ・映画・演劇・お笑い・音楽・芸術等(68)

初めての文楽鑑賞で日本橋へ。 源平の一の谷の合戦「一谷嫩軍記」(いちのたにふたばぐんき)と 八百屋お七の物語「伊達娘恋緋鹿子」(だてむすめこいのひがのこ) 休憩をはさんで4時間近くの上演時間に まずびっくり。 ひとつのお人形を3人の大人が動かします。 大きな動きよりも 顔をかたむける 首を小さくふる その静かな動きに悲しみやつらさが現れていて すごいです。 内容は、八百屋お七のほうがわかりやすい。 お七が火の見やぐらに登るところは、大見せ場。 雪の舞い散る夜、髪を振り乱して、 凍った梯子を滑りながら必死にのぼるところは、 狂気を感じるぐらいすざましい。 「お人形やお人形の動きは、スゴイけど なんで舞台がドリフみたいなんだろ?」 ・・・ていうかドリフのほうがリアル。 のっぺりペンキの看板絵のような舞台に 上からタライがおちてくるんじゃないかと心配になるぐらい ドリフなかんじ。 同行の人に聞くと 「人形を見せるのであって舞台を豪華にする必要がないからだ。」 とのことでしたが・・・。 「文楽のセリフは、五七調になっているんだ。」という同行者。 ここでも私は、ドリフとの類似点を発見! 「えんや~こらよっと」(7語)「どっこいさっさ」(7語)「こ~らよっと」(5語)  いい湯だな(5語)ここは天国(7語)草津の湯(5語) ほら、みんな五七になってる!すごい発見! そういえば、バカ殿のきめの表情ってちょっと歌舞伎っぽい? カト茶も歌舞伎そのもののマネしていたんじゃなかったっけ? ドリフの首チョンパも物議をかもしだしたけど、文楽にあるぞ。 文楽とドリフの比較論という論文を機会があれば いつか書くことにしよう。(な~んちゃって) 文楽を観る前に寄った黒門市場の寿司屋でのこと。 店のおかみさんに「あんたは、面白い。よしもとにいける」と言われました。 「え~っ。私、もともと関西人ちゃうし、 関西の人には、ぼけつっこみができてへんって注意されるんですよ~」 おかみさん「あんたのぼけは、ええ味だしてる。かわいい。」と誉められ ミカンとバナナまでサービスでいただいちゃいました。 今までよしもとについていってない 自分を恥じていましたが少し自信ができました。 文楽はドリフだ! 生活によしもとを!

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