カテゴリ:ヒライシュンタ
今日、とある街に行ったら選挙カーがやたら走っていた。
選挙カーが俺の横を通るとき、候補者をはじめ、うぐいす嬢たちは一斉に俺のほうをむき、手を振った。 間の悪いことにそのとき道には俺しかおらず、その放送は俺に向けられたものであった。 「~です!!!ご声援ありがとうございます!!!」 俺は、手を振るタイミングを失い、結果無視してしまった。 その後、なんだか俺がわるいみたいな気持ちになったではないか。 俺は考えた。 手を振るべきだったのか。 仮に手を振ったら、さらに笑顔で「応援ありがとうございます!!」と言われ、この街の住人でないことに罪悪感を感じるのではないか。 でも人間として無視はいけなかっただろうか。 悩んだ結果、手を振った反応が見てみたいので、次に選挙カーとすれ違う際は手を振ってみようと決めた。 数分後、すぐさま別の候補者がやってきた。 きた。100万ボルトの笑顔の準備態勢よし! こい!! 俺は自分の心の狭さを呪った。 候補者が手を振ったのに、俺は何を思ったかおじぎしてしまったのだ。いらっしゃいませ! 俺のばか! だって先生ぽかったんだもん。 なんで手が挙がらなかったのか・・俺は悔やまれて仕方ない。 その候補者は車を降り、「本人」と書かれたタスキをつけて自転車で街を徘徊しだした。 なんて度胸。乾杯!完敗! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.17 00:33:23
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