失われた言葉のコミニュケーション
混乱の人々、混乱の町、混乱の塔・・・。未完のままの塔。
「 バベル 」
創世記 11章
【 英文新世界訳聖書(1971年版)からなされた翻訳書の写しを使用 】
1節
さて、全地は一つの言語、一式の言葉のままであった。
2節
そして、東に向かって旅をしているうちに、
人々はやがてシナルの地に谷あいの平原を見つけて、
そこに住むようになった。
3節
そして、彼らは各々互いにこう言い出した。
「さあ、煉瓦を造り、焼いてそれを焼き固めよう」。
それで、彼らにとっては煉瓦が石の代わりとなり、
歴青がモルタルの代わりとなった。
4節
そうして彼らは言った。
「さあ、我々の為に都市を、そして塔を建て、
その頂きを天に届かせよう。
そして、大いに我々の名を揚げて、
地の全面に散らされる事のないようにしよう」。
5節
それからエホバは、
人の子らの建てた都市と塔とを見る為に下って来られた。
6節
その後エホバは言われた。
「見よ、彼らは一つの民で、彼らのすべてにとって言語もただ一つである。
そして、このような事を彼らは行ない始めるのだ。
今や彼らが行なおうとする事で
その成し得ないものはないではないか。
7節
さあ、私達は下って行って、あそこで彼らの言語を混乱させ、
彼らが互いの言語を聴き分けられないようにしよう」。
8節
こうしてエホバは彼らをそこから地の全面に散らし、
彼らはその都市を建てる事から次第に離れていった。
9節
それゆえにそこ名はバベルと呼ばれた。
そこにおいてエホバは全地の言語を混乱させたからであり、
エホバは彼らをそこから地の全面に散らされた。
全能の神をびびらせたバベルの塔 !!
フランドルの画家 ルーカス・ファルケンボルフ 作
もう一丁、おまけに・・・。
ヘンドリック・ヴァン・クレーブ 作
おぉぉ~、これじゃあ、全能の神もびびっちゃうかも ?!
同じ言葉であっても、通じ合えない事があるに・・・。
突然、訳の分からない言葉を話し始めた時、
家族や恋人達は、一体どうしたのかしら?
お互いの瞳の中に映し出された不安や怯えの表情を
ただ静かに、きつく抱き合いながら、
ゆっくりと消し去っていったのだろうか?
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