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カテゴリ:本
「悪人」の吉田修一つながりで、
「パレード」を読みました。 いろいろな登場人物の、それぞれの視点が 描かれているところ、「悪人」につながるなぁと 思いました。 「悪人」は、ストーリーが大体わかっていて、 衝撃なラストがあるわけではなく、被害者、加害者 それに巻き込まれた人たちの心境を読むのがおもしろい わけだけど、「パレード」は、衝撃のラストが待ち構えて いて、なんか恐ろしいというか、ただただ驚いたというか そんな感じでした。 都会でルームシェアしている4人の若者たち。 そのルームシェアは、まるでネットでチャットしている みたいだと表現される。 嫌なら出ていくしかなくて、居たければ笑っていればいい。 仲良しごっこをしているだけで、本当はお互いの何も知らない。 そんな生活。4人の中に男娼の若者が加わり、何かが変わって いき、街では女性連続暴行事件が起こる。 5人の視点で、それぞれの人物が描かれているので、 その中で、共感できる人物がいるかもしれない。 誰に共感できるかで、自分が病んでいる部分が分かるかも しれない、そんな本です。 これは、映画化もされていて、予告編をみたとき みたいなーと思っていたのですが、観れずじまい。 先日DVD発売されたらしいので、観てみようと思います。 本を読み終わったあと、配役をみたけど、 結構イメージ通りだったな。 <本> <DVD> 【関連記事】 「悪人」映画も観たし本も読みました
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Last updated
October 31, 2010 01:27:30 AM
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