衝撃のラストにビックリ!「パレード」著:吉田修一
「悪人」の吉田修一つながりで、「パレード」を読みました。いろいろな登場人物の、それぞれの視点が描かれているところ、「悪人」につながるなぁと思いました。「悪人」は、ストーリーが大体わかっていて、衝撃なラストがあるわけではなく、被害者、加害者それに巻き込まれた人たちの心境を読むのがおもしろいわけだけど、「パレード」は、衝撃のラストが待ち構えていて、なんか恐ろしいというか、ただただ驚いたというかそんな感じでした。都会でルームシェアしている4人の若者たち。そのルームシェアは、まるでネットでチャットしているみたいだと表現される。嫌なら出ていくしかなくて、居たければ笑っていればいい。仲良しごっこをしているだけで、本当はお互いの何も知らない。そんな生活。4人の中に男娼の若者が加わり、何かが変わっていき、街では女性連続暴行事件が起こる。5人の視点で、それぞれの人物が描かれているので、その中で、共感できる人物がいるかもしれない。誰に共感できるかで、自分が病んでいる部分が分かるかもしれない、そんな本です。これは、映画化もされていて、予告編をみたときみたいなーと思っていたのですが、観れずじまい。先日DVD発売されたらしいので、観てみようと思います。本を読み終わったあと、配役をみたけど、結構イメージ通りだったな。<本>パレード<DVD>Bungee Price DVD 邦画パレード parade 【DVD】【関連記事】「悪人」映画も観たし本も読みました 楽天ブックスの「ブログネタ」をブログで紹介して10万ポイント山分けに参加しよう