心を霊と為す。其の条理の情識に動く。之を欲という。
今日の言志四録 (PHP 岬龍一郎編訳より) 「心を霊と為す。其の条理の情識に動く。之を欲という。欲に公私有り。情識の条理に通ずるを公と為し、条理の情識に滞るを私と為す。自ら其の通滞を弁ずる者は、即便ち心の霊なり。」 (人間の心というものは霊妙なものである。善悪を判断する理性がその時々の感情で動かされるのを欲という。欲には公欲と私欲がある。感情が理性に通じておれば、大公欲であり、理性が感情に抑えられれば、私欲となる。この公私の別を判断するのが、心の霊妙な働きなのである。) [私の解釈] 人間は感情の生き物であるが、その感情が表に出過ぎてしまうと厄介なものです。私欲を押さえつけるの難しいが、とことん謙虚になっていきたいなぁ。 共感度 A++