わかりあえるか　中国人と日本人

文化大革命後の大学試験再開が大きな出来事でしたが、
歴史の変革の始まりに過ぎませんでした。

１９７８年夏、中国共産党の中央委員会で
トウ小平氏が正式に権力の中心に戻り、

「引進外資、改革開放、
２０００年までにＧＤＰを４倍にし、
工業、農業、国防と科学技術の近代化を目指す」
のスローガンが掲げられていました。

すぐに大きな壁にぶつかりました。
外貨がないことでした。

通貨の切り下げが余儀なくされました。
１９７８年３月頃１ドルは１.７元でしたが、
翌年に１ドルを７.０元でも入手困難になりました。

当時、中国のＧＤＰが約２０００億ドル程度で
規模が小さく、外国との貿易も少なく、
為替も自由にできないため、
庶民の生活と世界経済への
影響が殆どありませんでした。

もし今も同じ事をしましたら、
大騒ぎになるでしょう。

今日の１枚　楽しそう

「感受日本　―　わかりあえるか中国人と日本人」
　　著者　欧陽蔚怡
　　出版　楚風書院
　　注文用メールアドレス　sofusyoin@yahoo.co.jp
　　定価　1200円（税込み、送料込み）

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