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中国の高速鉄道事故が世界中に大きな衝撃を与えました。
中国の鉄道行政、事故対応のまずさに批判が出るのは 当然のことですが、気になることがあります。 日本の新聞やテレビ等のメディアに JR関係者、「専門家」が登場し、このような事故、 「日本ではありえない」と口を揃えました。 このような言葉、初耳ではありません。 1994年1月17日、アメリカロサンゼルス地震の後、 高速道路が倒れた映像を映し出したとき、 日本の「専門家」がこのように言いました。 「日本の高速道路が高い耐震基準で作られていたから、 絶対大丈夫!」 ちょうど1年後の阪神淡路大地震で阪神高速が無残に崩れ落ちました。 ロシアのチェルノイブリの原発事故を論じる時、 日本の「専門家」がこのように言いました。 「ロシアの原発とタイプが違うから、 日本の原発は2重、3重の保護があるから絶対大丈夫!」 「大丈夫」のはずの原発が今でも我々の生活に影を落としています。 当のJRも1991年の信楽高原鐵道列車衝突事故 (信号機の無許可改造による事故、死者42名)、 2005年のJR福知山線脱線事故 (減速せず急カープに入り、ATSがなかった。死者107名、負傷者562名)、 まだ記憶に残っています。 更に、今年4月18日関西本線木津駅でもATS異常がありました。 JRによると、原因はコネクタが抜けていました。 つまり、「ありえない」ではなく、十分あり得るです。 「日本ではありえない」と思い続けたら、 阪神高速、福島原発の二の舞になっても不思議がありません。 「他山之石、可以攻玉」、 他の国の事故でも自分の身になったら本当に大丈夫か? 今一度チェックして欲しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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