2011/12/09(金)23:08
最高のご褒美
お陰様で、父母の結婚60周年の祝い、
大勢のご出席で盛況でした。
式典の後で興奮気味の母親が
60年前のことを初めて話してくれました。
「何回の見合いもあったが、
なかなか気に入った人が居なかった。
この人(父親のこと)と1回しか会っていないのに、
結婚に同意してしまった。
(遠近有名な職人なのに、
控えめて格好もよかったそうです)
相手が土地を所有していないため、
婚後のことを心配してくれた
母親が当初この婚姻を猛反対し、
結納の日に知人の家に隠れて、
仲人が外で待たされる事態になった。
1時間待っても、2時間待っても、
昼になっても帰ってこなかった。
仕方なく、母親を探し、説得するよう
親戚の長老にお願いした。
更に数時間が経ち、
日が沈む直前になって
やっと母親の同意が得られた。
結婚当初、色んな苦労があったが、
この人と結婚できて本当によかった」
一方の父親が
「自分の運がよくてあなたと結婚できたよ」
と母親に言いました。
この場面を見た自分が
同じ年になったら、同様な言葉を言えるかな
と思い込んでしまいました。