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テーマ:てんかんについて(183)
カテゴリ:仕事・病気
娘の彼が来た。二人が春から同棲するといってもやがてはそんなに遠からずして結婚したい気持ちがあるようだ。いろんな話をしたり質問したり和んでいたけど、私は娘を通して伝えなくちゃいけないことがある。 母親の私がてんかん患者であること。 いいました 娘に「お母さんの病気のこと言った?」と聞くと 娘が彼氏に「うちのお母さん、てんかんなの。てんかんって知ってる?倒れる病気」 彼「ううん・・・知らない」 娘「そっか、じゃ後でパソコンで検索してね。てんかんっていってもね、すごく軽くて1年に1回くらい倒れたかな・・・無い時は何年もないんだけどね。それだけなの」 私「違うよ、お母さん倒れたりしないでしょ、寝てる時に痙攣したんだよ。寝てた時の見たこと無かった?それともお母さんって倒れたことあった?」 娘「寝てた時のはよくわかんないや、とにかくそれだけのことなの。大した事無いんだけどさ、一応言わないといけないってお母さんいうんで」 私「それで脳腫瘍もあって手術してるんですよ」 彼氏「・・・・手術されたんですかぁ」 娘「そうそう手術して治ってんの」 私「違うよ、病気は病気でそのままだよ」 彼氏「・・・・???」 娘「いいから。聞いてもよく分んないでしょ、あとで家で良く調べてみて。」 今時の子は、知らないし偏見までたどり着けないようである。
私「でもね、この病気。親兄弟、親戚にいるとその事だけでとても悲観して、隠さなくちゃいけないって思って引きこもりになったりとかあってね。病気そのものより親戚の付き合い気にして言えない病気なのよ。向こうのお父さんお母さんびっくりするかもしれないのよ」
娘「そうなんだって・・・でもうちのお母さんみんなと違ってどうってことないの。軽いから」
何が何だかよく理解できない彼氏くん。
そして呆気らかんの娘。娘を始め家の家族は私の本当の苦労をよく理解できてないとこが、良い処かも・・・・
娘には、後で私以上に母がてんかんを持つと娘自身も遺伝してると思われ、世の中では『そんな鼠の子なんて、嫁にもらえない』っていう人もいるんだからと教えたが、どうってこと無い様子。
娘と彼氏の出会いは同じ大学の同じ学部で、理数系のせいか女の子がうんと少ない。その中で彼氏と付き合って3年(しかも6月で3年だよね、と微妙なことを話す二人)周囲の男の子はオタクっぽい子ばっかりだった中、彼氏は普通だったと評価する娘の話。
一先ず、絶対言わなくちゃいけない話はしました。 私の患者として親としての最後の難関は娘と二人こうして乗り越えてみました。 ちょっと厄介な病気でしたが、今のところはどうってこと無いようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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