本来のあなたの力

携帯のパスワードなどは気になるものですよね。

そして中には、信頼関係はお互いに、秘密がないことが大事と考える方もおられます。

ここで、携帯のパスワードなどが気になって仕方がない方々へ

少しスマホなどのパスワードと、パートナーシップについて書きたいと思います。

これらは、いろんな方々からご相談が多くあったものなのですが、

ご自身の状況に合わせて、それぞれ個々人でお考えいただけたら幸いです。

まず最初に、

パートナーというのは、本当によく合っている人を探してきます。

合う人、というのは、性格や気質が幸せなところで合えばそれは幸いですけれど、

通常は、お互いの何らかの変なクセまで合った相手を選んでいることも多いです。

例えば、口うるさいお母さまを見て、動かないお父様を見て育つと、

「動かない人」に「口うるさくしている」ということが自然なので、

結婚をすると同じようになる、ということはよくあります。

つまりパートナーシップは、お母さまと同じように、

「この人なんで動かないんだろう？」と気になる癖を身に着けてしまうと、

動かない人と知らず知らずのうちにくっついて

同じ環境を無意識に創り出そうとします。

例えば、そういう家族を築かない人は、動かない旦那様を見ても特に気にならないんですね。

動かない人が気になる、ということはつまり相手を変えたい、ということです。

変えたい、ということは、無意識に強くそういう人と引き合う力になり、

そういった方と恋愛になりやすいんです。

動かない人を見て、気になって口うるさくなってその人のことばかり考えている、

ということは、それがとても感情的に気持ちが上がってしまって止められない部分です。

ご自身が止められない部分、というのは、ご自身になじんでいる部分です。

なじんでしまっている以上、どうしてもそういった関係を創りやすいので、

ご家族を観察してみるとわかりやすいかと思います。

もちろんこういった作りやすい関係性を変えることもできます。

暴力を振るう人とだけくっつく人が、そののち幸せになったという報告もあり、

自分の中の気になっている相手を変えたい部分が変わればそれらの縁も変わります。

でも今回は、取り急ぎ元の題に戻り話していきますね。

さて、そういった下地を考えつつ、

パスワードの問題にもどります。

そもそも、相手を信頼できる同士の関係性だと、

もともとパスワードなんて、あるんだかないんだかわからないようなものだし、

あってもお互い気にしなかったり、自然とお互いのパスワードを知っていたり

携帯を横から見られても平気だし、みたいな関係性になっていますよね。

そういう方々ですと、

もともと、「信頼関係を築きやすい」という下地があります。

のんびりしている、というかですね。

あ、スマホ見ちゃったのー？別にいいけどー。みたいな感じですね。

そういう方々ですと、そもそも「最初から約束させて」という発想にはなりません。

だからこそ、約束云々関係なく、信頼関係が築ける、というのもあります。

もともと信頼が築きやすい家族で育っていると

そういった約束をする人はかえって不自然に思えて、くっつかないこともありえます。

「約束をしないと不安だ」という場合、

そこに問題が生じることが多々あります。

というのは、この方々は根底に不安があるんです。

裏切るんじゃないか、とか

あるいは「相手が私を幸福にするために安心させるべきだ」

といった父親を求めてしまう心理とか。

極度な方になってくると

「自分が不愉快になるのは相手がそういった行動をしているせいだ」と

考えがちになってしまい、その部分が度々問題を起こすようになります。

つまり、感情は自分の中にあるもので、

自分で責任を取る考え方が訓練されていないとそれが問題になります。

いじめでも大人のいじめは、いじめている本人は

自分は悪くない、正義なんだから。相手の為だと考えていることも多いそうです。

つまりそれは、「自分の気分が悪いのは、私が正しいと思っている行動や

やり方通りに相手が動いてくれないから」というように考えているということですね。

約束をさせる家族や関係性が上手くいかないことがあるのは

それは、「こういうのはこうしないとだめ、これもあれもそうしないとだめ」と

行動を制限されると、どうしても家の中でも緊張状態を強いられてしまいくつろげない。

だから家にいたくない、かえって隠し事をしたくなる、ということが出てくるのですね。

つまり「私は私の力では安心できない。だから父親みたいに相手が私を安心させてくれなければ」という感情が、かえって厄介で変な関係を築くということがあるのです。

通常、最初のうちや、良い関係性を築けている中では

相手がそれに耐えることができても、

一度関係が崩れてくると、そういった強制的なものには疲れが出てきてしまう。

文句や反抗になることはあります。

信頼関係というのを考えた時に、一見約束というのは良いように思えます。

そしてそれをさせる本人は「こういうのがないと信頼関係が崩れる」といって

それが当然だと思っておられるのですが、

しかし相手がもしそれを守らない、としたら

相手に強制させるやり方を続けるのはもう無理で、

「私は一体なぜこんなに不安に弱いのか」や

「不安があるとあくまで状況を変えるまでは安心せずにそこにしがみつくのか」といったそちらを整理しないと現実的には問題が解決しないことがよくあります。

私は先日、歯医者さんに行って、ちょっと痛みがある治療で

そういったものに激弱なので、とても怖かったんですね。

しかし、痛みがあるなあ、と受け入れ、そして緊張を解いていると

痛みは軽減するのです。

その痛みをずーっと気にして

怖い嫌だなくなれ、と戦ってごらんなさい？

すごく痛いですから。

痛みに恐怖心が重なるんですね。

それと同じことが、よく関係性でも起きています。

これが嫌だ。どうして、なんでだ、とそこから離れることができない人々って

ずっと問題を何とかしようとして、かえっておかしくすることがあります。

なので約束は、相手が喜んでしてくれているうちはしてもよいけれど

相手が嫌だと言ってきたら、話し合いをして、

話し合っても分かり合えないあるいは状況がますます悪くなる時には

考え方や感覚の違いを理解したうえで

自分はどうするのかの整理と、そして、

「あくまで自分の理想通りに」という理想ではなく

「今、そういう状況のその人とどうするか」という考え方か

「どこで自己実現をするか」という考え方に切り替えないと問題が膠着します。

要は何ですが、

相手にパスワード教えて、とか外してとかを約束させようとしたときに、

相手がごねて大喧嘩になるのであれば、

自分ももうパスワードかけて、自由気ままにしたほうが

相手が気にしてくれたりすることもあります。

それなのに、約束、約束とこだわるから、

相手も不自由に感じて反抗することがある。ということですね。

自分は相手次第で幸せになれなくなる弱さを捨てて

自分の力で、その家族で幸せになることを真剣に考えないと、

一生涯、相手が相手が、と言っているご婦人は多いものです。

人生は面白いものですが、

パートナーシップは正直に話す、だけれども相手が違うということは理解する。

理想を当てはまるのではなくて、

そういう状態のときに自分はどうするかを考えて、

自分らしくその人と一緒にしていけることを考えたり

ほかの手段を考えたりできないと、何度恋愛をしても結婚をしても

同じ課題が持って回るよ、ということが示されてもいます。

それからもう一つあるのは、「正直に話してくれ」という強迫観念です。

これも、「相手が話をしたくない時には話してもらわなくても気にならない」ようにならないと、ずっと相手に話をさせようとすればするほど

ずっと苦しむことになるし、相手が抵抗することもあります。

相手を変えようと、少し挑戦してみて成功しないときには、

それは、あなたの前にあるのは「相手を変える」課題ではなく、

「自分の中にある、こうではないと不安すぎて相手がそうならないとならない」という

強迫観念から離れることがテーマであったりもするのです。

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