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テーマ:未来へ(739)
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不安神経症、あるいは不安が強い方々で、色々なものを準備しても怖い感情が抜けない方々がいます。
その結果、恐怖にものすごく混乱したまま動くため、一つ一つの決定がとても複雑になりすぎて、ほかの人からは何をしたいのかわからない、ということが起きてきます。 シンプルに物事を考えられずに、本人も絡まっていたりします。
そういった方々は、周りから見ると非常によくわかるのですが、ご本人が小さな事柄について「全部やらないと」と必死になるあまり、根本の大事なことが見えなくなり、いつまでも問題が解消しなかったりもします。
さて、ご相談者さんの中には「ある物事の解決を」一緒にしていく、という体験をされた方々が何名かおられるのではないでしょうか。 言われた通りにしていくと物事がすんなりと進んだと思うのですが、心配性の方々にはいったい何が起きているのかわからないのです。
下記のご質問は、物事をシンプルに見て、必要なことはして、必要ではない事柄は動かなくてよいという経験をしてはいるものの、今までにない行動なのでわからない部分をわかりたいという説明に思います。
ご質問です。
何も問題ないとして、待つことと、 準備すること
何も問題ないとしていると、もともと怠惰なので、本当に何も準備しません。 いつも、準備するときは、どちらかというと、行き当たりばったりだと、その時に思い浮かばないから、困ることになると思って準備しています。何も問題ないとするのに、準備をするという感覚がよくわかりません。問題ないものを準備する感覚とはどの様な感じなのでしょうか。
まずいくつか混じってしまっているのですが、何も問題がないとして待ってうまくいった部分は、人との対話の部分ですよね。
で、あなたの準備は、怖さに基づいているんです。 人がこうなる、ああなる、といった誤った幻想です。 そのために困ったとき、最終的にはわからなくなります。 わからなくなる理由は、きちんと情報を得ていなくて、ただの幻想で動いているからです。 一つの言葉から幻想が生まれて、こうだこうなる、こうなるに違いない、という幻想をもとに動こうとすると、幻想はあっちやこっちやいろんな方向に生まれるために一つの指針が取りにくくなります。
具体的に言うと、たとえば、「今度、お買い物に行こうよ」と相手が言った、とします。 ここで人が怖がりの人は
「え、お買い物に行こうって言われた。あの人はきっと食事に行きたいに違いない。きっと安いところは嫌なんだろう、高いところじゃないと」と思い、 「私にレストランを予約してほしいのかも」と思い 「だけれどしたくないな」と思い 「でもきっとこれを言ったってことは私にしてほしいからだ」と思い
もうものすごく忙しいことこの上ないですよね。(複雑、シンプルではない) 幻想から判断をしようとするので、相手がそう思っていないのに勝手に決めつけから今回であれば、レストランの予約という準備をします。
でも、「今度お買い物に行こうよ」と相手がいい、 「あ、いいね。(と本当に思うならば)」と言い、 「いいね、5月は忙しいからじゃあ6月過ぎに連絡するね」と言い、 そうしたら、その相手が、「あ、それじゃあ、6月だと〇〇とかどう?」だと 相手が行きたがる場所が出てきたりします。 幻想ではない、生きている情報ですね。
つまり怖がっている人の準備って、「相手はこうしたい、こうしてほしいはずだ、と決めつけて」 「こうだから、これが怖い、だからどうしたらいい?」という対話がないために、心の中でこうであるはず、きっとこうだ、こうかもしれない、と忙しなく独り言を言い続けている状態です。 そして、その独り言は相手から見るとかなり間違っていて、でもその間違った幻想の情報を元に必死にいろいろ準備をしている。の準備なんです。
そのために簡単に解決する問題が、ものすごく複雑な経緯を通って長引きます。
情報は意地悪く相手を解釈するか、勝手な決めつけからの情報であって、生きた会話(つまり問いかけをして、答えを待ち、相手の答えを聞く、その積み重ねでわかる情報)ではないのです。
思い込みの中の、あなたの中にいる幻想の人たちが話している内容になります。
これは面白いことなのですが、どんなに悪い(と思われている人たちでも)この対話をしていくと、解決が早いです。 そのため、かなり複雑な(そして面倒な)相手とのやり取りを解消した経緯もあります。
もちろん私が言っているのは、もう殺人が大好きで、話が全く合わない人などのことではないですよ。 でも、そういう人たちはもう必ず変な犯罪をしているので周りにいないことが多いとは思います。
傾向としてですが、「心配から」準備をする人たちは「いらないもの」をずっと抱え込む傾向があります。
例えば遠足。「これもあれもこうなったら心配、こうなってしまう。この場合、その場合、そうしてこうして」となって物が増えるわけですよね。
まあ訓練としては、自分を観察してみてはいかがでしょうか。 口紅はなくても何とかなってしまうな、とか。 普段使わないものは、「あったら便利だから絶対に持っていないと」と思わなくてよいのかもしれません。
感情は中毒です。 ある感情を沸かせずにはいられなくなると、その感情をずっとわかせていることになります。
例えば怒り 例えば悲しみ 例えば恨み 例えば心配
こういったマイナスの感情は中毒になりやすく、まるでタバコのように、なくては生きていけない気がします。 自分が守れない気がするのです。 相手が得をしてしまう気がして、自分が損をする気がして、恨んでいる人はずっと恨み続けています。 小学校の時のことから一つずつ、恨みの記憶を取り出しては恨んでいます。
でもそのどれをとっても、実はそれほど必死に怒らなくても 悲しみのどん底にいなくても 恨んでばかりいなくても 心配をし続けて、ドアを閉めたのに何度も帰る必要がないように、
そんな感情がなくても私たちは自分の身を守れるものですし、かえって平静な方が正しい判断が出来る、ということは言えます。
そして、準備をするときに 「怖い、こんなにないと恥をかく。こんなにこうなるああなる」と自分を苛め抜いて何かをする必要はなく、これがあるとよいな。 これはもっていこう、これは今日は置いていってみようと平静に動くことはとても大事なことなのです。
実は怠惰なあなたを動かすために必要なものは心配ではありません。 本当は持っていなくてよいものでさえ、怯えて怯えて、汗が出るほどで怖くて仕方がない。 ずっと心配をしてないとならない。
それは本当のあなたではありませんし、ほかの周りの誰もあなたにそうであってほしいと望んではいないのですから。
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最終更新日
2022.04.19 21:30:05
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