私の老後
数週間前、韓国の国民年金機構から私宛に文書が届いた。辞書を引き引き読んでみるも、『年金に加入しませんか?』というような内容にしか読み取れない。旦那が会社員なのだから、年金には入っているのに。。何のこっちゃわからない。でも自分の韓国語力に自信のない私は、旦那にその文書を丸投げして、確認の電話をしてもらうことにした。が。。すぐに確認するわけもない旦那。その後、先週今週と立て続けに出張も入り、私もすっかりそのことを忘れていた。そして、今日。何を思ったか、出張先の旦那から『確認したんだけどさぁ~』という電話が。旦那:『韓国の年金は義務じゃないから、入ってなくてもいいんだって。もし入るなら、月々支払らえば良いらしいけど、どうする?』私:『何???私って年金入ってなかったの?ジャンは会社員なんだし、会社が払ってくれないと可笑しいんじゃないの?ちょっと聞いてみてよぉ~!!』数分後。。旦那:『やっぱり仕事をしてない奥さんは普通入ってないんだってよ。韓国ではそれが当たり前なんだって。』私『えぇ~~!!!』日本では、支払い済みの年金が受け取れるか否かで混乱してるときだというのに、私はなんと、受け取れない年金を受け取れるものと勘違いして生活してたってこと?いや!私の説明が悪くて、ジャンがちょっと的外れな質問を機構&会社にしたんじゃ。。疑り深い私は、『そんなことないんじゃないの?じゃあ、韓国人の奥さん達は、将来年金ももらわずどうやって暮らしていくのさ??ちょっとご近所の韓国人オンマに聞いてみるよ。』ってな運びとなったわけです。で、本日。ご近所のオンマ2人とランチへお出かけ。その時早速聞いてみると。。『そうよぉ~。私達なんか、仕事してるときに払い続けた年金は返ってこないんだから。あ!でもね、移民か移住かしたら返ってくるらしいから。。』と、ちょっと話が脇道に。このママ友の言葉に、韓国の常識を思い知った私。 私:『じゃあ、ご主人亡くなったらどうするの?』ママ友:『死んじゃったら私に入ってくるけどね(笑)』なるほど。。遺族年金のようなシステムはあるわけね。私:『じゃあじゃあ、老後はどうやって生活するつもり?やっぱり個人年金とか入ってるの?』ママ友A:『私は付き合いでひとつ入ってるわよ。』ママ友B:『私はまだ考えてないわ。年金より、韓国人は投資でって考えるんじゃない?でも今、景気悪いからねぇ~。』年金だけじゃ不安だし、個人年金にでも入らなきゃね。なんて、言ってた私達夫婦。しかししかし、要の年金に入ってないと分かった今、ホントにまじめに考えなきゃ。韓国人オンマの軽~い話を聞くと、信じられない年金機構に半強制的にお金を払うよりもいいような気もしてきたけど、でもでも。。今のどん底景気では、個人年金もどうしていいのかわからんわ。。どなたかよい知恵はないものかしら?