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彼の気持ちはかたまったということで、私も同じく妊娠している立場から、彼女には早く公的なベネフィット(健康保険や母子手帳など)を提供しなければならないことを、彼に伝えました。
彼は朝早く起きてパチパチとPCのキーボードを叩いていたかと思うと、「胎児認知」という手法を発見したのでした。 「胎児認知」とは、日本人の父親と、外国籍の母親の間にできた子供を産む前に父親が認知することにより、子供を日本の国籍に入れることができる(要は父親の戸籍に入ります)、また母親もその子供を養うための日本での定住権が取得できる、というものです。不思議なことに、ひとたび子供が産まれてしまうと、子供は日本国籍を取れないそうなのです。この認知を行い、産まれて彼女が再び働くまでの生活費、その後の養育費をきちんと支払うことで、彼女と子供に誠実に対応しよう、と彼は決めました。 そこでこの日は私も彼も仕事を午前中の仕事をサボり、彼女が住む品川区役所の外国人登録課や天王洲の東京入国管理局に行き、手続きの内容を聞いてきました。すると彼女は、ちゃんと外国人登録をすれば国民健康保険にも入れ、母子手帳もちゃんともらえるという事が分かりました。 また胎児認知をすれば、ちゃんと入国管理局で定住届を申請できることも分かりました。 この入国管理局というのは、初めて行きましたがとても不思議な場所でした。色んな国の人たちやその子供たち、お相撲さんなどなど、色んな言葉も飛び交って、さながらちょっとした国際交流の場所。ただひとつ違うのは、大抵の人が真剣な顔をしているところ。不法入国で拘束された人の面会所や裁判所みたいなところを見た時は、国籍が違うことだけでこうも生きることが大変になってしまうのか、と悲しくなってしまいました。 とにかくこれを彼女に伝えなければなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月18日 12時53分25秒
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