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2006/03/17(金)16:01

チロ ロッソ リゼルヴァ ドゥカ サンフェリーチェ 2000

カラーブリア(4)

 カラーブリアのDOC、生産者はリブランディです。やはり良い意味で裏切られるワインかもしれない。 「イタリアの半島のつま先、直ぐそこはシチリアというカラーブリアで、土着品種のガリオッポ(なんとチャーミングな響き!)から造られるワイン」...と聞いて、予備知識が無ければ、果実味ムンムン、ちょっとクセのある、濃厚なワインかしら...もしかしたら好みじゃないかも...ど~しようと、余計な心配までしてしまうかも知れない。ところが...。 飲んでみると、コンパクトでバランスの良い、エレガントで飲み口の優しいワイン...あれれ、美味しいじゃん...である。 ただし(すごく美味しい)オドアルディのサヴートあたりと違って、バリックを(というか木製の樽を)使っていないので(たぶん)、葡萄品種の個性もそこそこ感じられて「風情」のある造りなっていると思います。ちょっとだけ「茹で小豆」だったり「カカオ」だったり...。 基本的には、このカンティナはビアンコが美味しいと思っていますが、この赤も結構いけます。「南イタリアを知りたい~」と気合い入れて飲むのでなければ、とても、利用頻度の高い赤ワインだと思います。

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