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テーマ:新潟県中越地震(274)
カテゴリ:つぶやき
新潟の震災の報道も、マスコミで見る機会がだんだんと減ってきました。
緊急ではじまった、企業やメーカーによる募金活動も、だんだんと終了するところが増えてきています。 避難所で避難生活を過ごされる方の数も、数字としては減ってきて、だんだんと「ニュースになる話題」が減ってきている、 ということもあるのでしょう。 この段階まできて、まさにこれから、という感じです。 実際に、現地に行くことができない者として、 テレビ、新聞、ネットなどのさまざまな情報で被災地の現状を見る、考える、推測することになるのですが、 初動の対応としては、阪神淡路大震災の時に比べると、いくらかスムーズなような気はします。 実際に被災地にいらっしゃる方からすると、それどころではない、とは思いますが・・・ 客観的に見させていただくと、です。 死者の数や全体の被害として、阪神の時のほうが(数として、規模としては)ひどかったから、ということはもちろんあるでしょうし、大都市での災害だったということもあるでしょう。 一概にはいえませんが、避難所の開設や物資の分配など、阪神のときは発生から2週間たっても、一月がたっても、それ以上に時間がたっても、統制がとれていない状態が多々ありましたが 今回はまだスムーズに動きつつあるところが多いように思います。 もちろん、全ての避難所がスムーズに回っているわけではないですし、物資がうまく回らない、避難所間での連携がうまくいっていないケースが多々あるのは承知の上です。 今回の被災地にも、阪神淡路大震災を経験した人が入り、さまざまな情報、アドバイスを行い、また今回の震災を経験した人が、別の場所で経験をいかしていく。 こうやって、経験を一度きりのものとせず、つないでいく、伝えていく、広めていく重要性を感じます。 避難所、とひとくちに言っても、どのように開設されるのか、どうやって運営していくのか、ということについて 実際にご存知の方は少ないかもしれません。 各地域ごと、市町村のHPなどで、避難所についてかいてあるところは多いですが、その内容はまだまだ薄いものが多いようです。 静岡県富士市の「地震対策 避難生活」は、かなり詳細に書かれていてためになります。 ご自分の避難所がどこになるかのチェック、避難所が開設されてからの生活についての情報も、ぜひ普段から知っておきましょう。 さきほども書きましたが、とりあえずの混乱期がすぎつつあり、避難者数の減少、と「目に見える数」が減りはじめ、 「だいぶん新潟も戻ってきたんちゃうん」 という、 今からが大変、です。 現地に、お金が、モノが、人が集まるのはひと時です。 これから報道も段々と減っていき、一時は集中した人々の関心も、少しずつ薄れてくるでしょう。 被災地の方には「忘れられる」という焦りが出てくるのではないかと思います。 外部からの支援が減ってくる中、今度は被災地の力で、立ち直っていかなければなりません。 そのためにも、地元で経済を回していくことが重要です。 現在、新潟をはじめ、被災地を「観光」で訪れる人は激減しています。 けれども、あえて現地を訪れ、現地でお金を使って、地元でお金を回していく。 これも、ひとつの支援の形であると考えています。 。 避難者が段々と減ってきても、それで災害が終わりなわけではありません。 避難所を出ることができるのは、若い人からです。 動けるだけの体力も、気力も、まだあるから・・。 残されていく方は、お年寄りの方や「災害弱者」と呼ばれる方が多いのです。 さまざまな課題が目の前に高くそびえている、 これから、です。 新潟県庁「げんき!!新潟」キャンペーン こんなキャンペーンもありますが、風評被害への対策といった問題もありますね。 台風23号被害についても、各県のボランティアセンターは続々とボランティアの募集を締め切りはじめていますが、 やはり被害により、地元での生活再建は楽なものではありません。 そんな中、兵庫県で11月20、21、23と城崎での清掃ボランティアを募集しています。 詳細はこちらで・・↓ ひょうごボランタリープラザ 台風23号被害も、現状について報道されることは少なくなってきましたが、現在も避難生活を送っておられる方は いらっしゃるのです。 ちょっと今日は、発散しがちの日記かもしれません。失礼。 これから病院にいってきます。 今日で、やっとギプス&松葉杖がはずれる予定です! 台風被害 および 新潟県地震の支援について こちらで、「今、できるボランティア」更新中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.16 14:02:45
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