出雲へ・・・
5月4日晴天なり。前夜、独り寂しく部屋で寿司(持ち帰り)を食いながら日本酒を飲んでいた。石川県で購入したお酒である。独り寂しく飲むお酒は、よほど効いたのか早々に寝てしまった。当日は、5時に目覚めてしまった。遠足に向かう少年のようだ。7時半に名古屋駅に集合の予定。あまりに早く起きてしまった為、だらだらと過ごしてしまう。やばい!?。気付づけば、7時近くになっている。急いで用意をして家を出る。少し肌寒い。一枚上に羽織ろうか?家に上着(革ジャン)を取りに向かおうとした時に携帯がけたたましくなった。誰か遅刻かな?携帯をポケットから取り出し、ディスプレイを見る。Sの名前が表示されていた。遅刻の常習犯だ。S『タイガーさん、すいません。少し遅れます。』俺『いいよ。俺も少し遅れそうだ。』S『JRなのでホームで待っています。タイガーは、傘持ってきましたか?夕方から崩れるようです。』俺『えー?そうなの?持っていない。まぁ、雨が降ったら現地で買うとするよ。』こんな会話をしたことにより、家に帰って上着(革ジャン)を取りに行く事をやめた。名古屋駅に着くとSは既に到着していたが、俺達が乗り込むホームには、いなかった。待つ事数分、Sが駅弁を持って現れる。朝飯という事だった。しまった。コンビニ弁当じゃなく駅弁という手もありだった…。折角、電車で行くんだから…。そんな後悔をしているところにDECOさんが登場。8時3分名古屋発の『のぞみ3号』に乗り込む。隣では、Sが駅弁を食べ始めた。俺達は、しばしの歓談、出雲についてからの栖ケージュールの打ち合わせ、読書、そして眠ってしまった。岡山までは、快適であった。9時44分。岡山に到着する。岡山で『やくも5号』に乗り換える。ホームに着くと『やくも5号』(写真は、帰りに乗ったやくも24号)が既に到着していた。座席は、ゆったりしている感じであり、和歌山行きの『くろしお』と同じような座席であった。岡山といえば、バラ寿司とままかり寿司。電車に乗り込む前に駅弁を買おうとしたが時間がなかった。実際は、そうでもなかったが。10時過ぎ。車内にて駅弁を購入。その名も『祭り寿司』1,250円也。写真の通り重箱に入っている。中身は、こんな感じ。錦糸卵、海老煮、鰆酢漬、花蓮根、ままかり酢漬、しゃこ酢漬、筍煮、椎茸煮、ひれこ鯛酢漬、さより酢漬、穴子煮、も貝煮、いくらしょうゆ漬け。ご飯は少なめで間食には、もってこい。腹が減っていた俺は、これをかきこんで食べた。『やくも5号』は、結構揺れる。新幹線の快適さとは、雲泥の差。中央線のように揺れるのだ。車窓からの眺めはよく、そういった面では、快適だった。そして、12時57分出雲に到着した。