鯛釣り
このゴールデンウィークの期間中に1年ぶりに海釣りへ行って来た。数年前までは、ちょくちょく行っていたのだが、最近は、年に数回と少なくなってしまった。今回もいつも通り、師匠であるI氏と行って来た。いつもと違うのは、I氏の奥さんも初参戦。奥さんは、船酔いを心配していた。と言っても、僕も船には、弱く、殆ど毎回船酔いになる。早朝4時半の出船。眠たい目を擦りながら乗船する。空は、東の方から紫色に変り始めている。やはり、朝は、まだ肌寒い。この肌寒さが心地よく感じる。「船酔いになりませぬように」と祈りつつも船は、沖へと進んでいく。20分ほど進んだころだろうか?空と海の境目から赤黒い太陽が恥ずかしそうに顔を出してきた。太陽は、見る見るうちに上へ昇って行き、赤黒い太陽から朱に染まったような赤へと姿を変えていく。水面に写る太陽は、黄金色に輝き、黄金の道を作っている。1時間弱走っただろうか?船は、目的地へと到着した。魚群探知機には、魚群を見ることが出来る。愈愈今年初めての釣りの始まりだ!俺のロッド、マッドバイパー240SにシーボーグZ500Fを取り付け準備に掛かる。天秤、かぶせ籠そして仕掛けを取り付け、餌を付ける。今年初の釣り、第一投を投じる。船頭の指示通り、そこから14m上げる。数分経過するが、ピクリとも来ない。不安が過ぎる。そして、仕掛けを引き上げてみる。何と!早速、今年初のお祭り騒ぎ。仕掛けが大変なことになっている。仕掛けを取り外し、再度作り直して、仕切りなおし。隣では、I氏が釣り上げ始めている。だが、まだ、本命は来ていない。焦り始める。それと同時に胃の中から嫌な感じが上がって来ている。それ程荒れていない海で胃がむかむかし始めた。何とか堪えて釣りを続ける。すると、マッドバイパーに合図が送られてきた。竿がギュンギュンとしなった。なかなか大きそうだ!慎重にシーボーグのレバーを上に回す。シーボーグのギアが入り、糸を巻き上げ始める。下に強い引きを感じ、マッドバイパーがしなる。かなりの大物だろうか?本命なのは、間違いない。シーボーグは、ゆっくりと糸を巻き上げていく。巻き上げの重さに大物の予感がするも長い時間に不安が過ぎる。『ばらさないだろうか…』巻き上げること数分、船止まで来た。後は、仕掛けを上げるだけだ。ここからが勝負だ!ゆっくりと慎重に引き上げる。凄い力で引いていく。絶対大物だ。仕掛けを手で巻き上げていく。水面へ赤い大きな姿が見えてきた。あと少し…。船頭がたもを入れてくれ、釣り上げた。昨年の記録を2cm超える67cmの真鯛であった。これを釣った後、船酔いにより、戻してしまったが、何とか釣りを続けることが出来釣果は、真鯛4枚と鯵、ゴマ鯖、イサキを釣り上げた。この日は、天気も良く僕にとっては、楽しい鯛釣りであった。そして、写真の真鯛は、実家の母親の元に送り、残りは、行きつけの飲み屋で裁いてもらって、それを肴に食べました。その画像は、また今度。