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2016/03/01(火)12:44

農村青年社事件

内政(62)

【楽天ブックスならいつでも送料無料】農村青年社事件 [ 保阪正康 ] 保阪正康  思想統制か。  為政者は自分の信条に合わないものをカットできれば、やりたい放題だ。  でもそれでも立ち上がる勇気のあるものもいる。  しかしともかく大逆事件は長野であった為に、当時の県民にはショックを与えたといい、このような「逆徒」を県民の中から出したというので町村会、青年会 そして教育機関では一応に反省の意を表わしたと「治安維持法と長野県」(治安維持法国賠同盟長野県本部・1988年)に記述されている。  ところが逆に県警察本部はこのような不祥事を未然に防いだとして警察官、警察当局、県警察部保安課長らには県当局はもとより内務大臣からも功労記章が授与されたというのだ。  その上で長野県警察部に高等警察が新設されることになった。  のちの特別高等警察課(特高課)の前身である。  権力者は特高を作って情法収集をし、弾圧する。  その流れは今も変わらないのか。  公安という名らしい。  どうも日本人は思想に無頓着で、結局統制されやすいんだろうか、これからも注意深く権力を注視していかなければならない。

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