2018/05/16(水)07:25
知的読書の技術
知的読書の技術 本を読まないとバカになる! [ 渡部昇一 ]
今思えばなぜ日本は戦争に突入していったのだろう。
戦後というときに、戦前が良かったのなんのという議論が出ている。
私の亡き父もよく言っていたし、渡部先生も
渡部昇一
さらに進駐軍の方針で新制大学が全国各地に作られるようになると彼らはそこに自分の弟子たちを教授として送り込みました。
そのため日本のアカデミックな世界はあたかも進行性の癌細胞に侵されたが如くあっという間に左翼化してしまいました。
彼らの弟子たちも日本が負けたおかげで大学教授になれたわけですから戦前の日本を褒めるはずがありません。
自分の先生達の口真似をして戦前の日本を貶め続けました。
かくて、戦前の日本は軍国主義で暗い時代だった、というプロパガンダが教育界やジャーナリズムに広がることになったのです。
私は幸いにして英文科にいましたからそうした赤い先生たちから悪い影響を受けることはありませんでした。
英文科の先生というのは概してイデオロギーに毒されていなかったからです。
と述べている。
私の父が言っていたのは、ここで渡部先生が言っている、進駐軍、さえなかったら、こんな惨めな思いをする必要はなかった、ということだ。
次元は違うが、渡部先生がおっしゃっていることもまた同じ。
戦前には本当にいいことがいっぱいあったはずでそれを守りきれなかったところに、守りきれなかった側の悔しい思いがあるのだと思う。
そして日本人の自虐。
これらは進駐軍を経て得た日本人の貧しい左翼思想にあったのではないのか。
戦後73年、だからこそもう一度あの戦争を見つめ直すときではなかろうか。
戦争を二度としないために。