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2019.04.29
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カテゴリ:文学
​​​探偵小説と二〇世紀精神 笠井潔

​ 立花隆大先生からお叱りを受けそうだが、私はミステリーが好きだ。
 やめられない。
 そんなものを読むくらいなら他の本を読むと言った立花先生の言も一理あると思いながら、やめられない。
 立花先生の話では、ミステリのたぐいを読むのは時間がもったいない、ということである。
 しかし研究のつまり知的生活の対象をミステリに向けると
 しかも読者が慎重に読み進めるなら,犯人の正体を推理できるはずの記述が作中には随所に埋め込まれている,と若島(注:正)は具体的な事例を列挙して指摘する。
 犯人の心理描写はどうなっていたのかという視点で再読を試みれば,確かにクリスティーの綿密な計画が読み取れる。
 そしてクリスティー自身に手がかりを与える気など最初からなかったのではなく十分な手がかりを与えながらかつ容易に尻尾をつかませない,その叙述の手口の巧みさに感嘆することになるのだ。

という深読みに至る。
 さらに
 そして誰もいなくなった,の孤島をはじめ,エラリー・クイーン,シャム双子の謎,の山火事,綾辻行人の,霧越邸殺人事件,の吹雪など様々な自然条件のため外界と遮断された場所に複数の人物が閉じ込められ閉鎖空間で連続殺人が起きるという探偵小説的な設定が要約すればクローズドサークル・パターンの定義となる。
 閉鎖空間という点で,嵐の山荘,をはじめとするクローズドサークルは探偵小説の代表パターンである密室と共通するところがある。
​​​などというミステリ独特の舞台も登場し、私はワクワクしてしまうのだ。





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最終更新日  2019.04.29 05:00:11
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