359316 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

今日、何読んだ?

2020.01.25
XML
カテゴリ:読書論(術)

優雅な読書が最高の復讐である [ 山崎まどか ]

 この方も結構な読書家だとお見受けした。
 これまでの読書論と違い女性目線で、少女探偵やら女性作家、あるいは恋愛小説を斬っていくところが面白い。
 たとえば、
 少女探偵といえばなんと言ってもナンシー・ドルーである。
 児童文学シリーズをチームで制作する匿名の作家集団、ストラッテマイヤー工房、が、キャロリン・キーン、というペンネームのもとに1930年に生み出したナンシーはジュブナイル・シリーズの主人公の枠をこえて、アメリカではフェミニズム・アイコンとなっている。
 18歳のナンシー・ドルーは弁護士の娘で金髪碧眼の美少女だ。
 幼い頃に母親をなくした彼女は独立精神旺盛で正義感が強い女の子として描かれている。
​などということを書かれると、ナンシー・ドルーとかキャロリン・キーンという主人公やら作家に気が向いてしまう。
 読まずにはおれなくなりますな。
 次に、新乙女クラシック10冊なんて称して、
◎ 青い城 モンゴメリ
 篠崎書林版でモンゴメリの熱心な読者にひっそりと親しまれてきた知られざる傑作…だったが、文庫化で一気にポピュラーになった。
 活発な少女だった赤毛のアンのヒロインと違い、こちらの主人公ヴァランシーは夢も希望もなく嫌味に耐えながら親戚のもとに厄介になっている29歳のオールドミス。
 耐え忍ぶばかりでネガティブなヴァランシーの姿に最初は不安になるが、とある出来事がきっかけで彼女は急変する。
 俗物の親戚たちに啖呵を切る場面から話はどんどん面白くなっていく。
​を紹介されたらこれまた読まずにいられない。
 書評というのはかくあるべきなのだろうなあ。
 本書は書評の書き方という観点から実に参考になった。
 また、異質の書評家、あるいは、読書家、という点でこれから注目していきたいものだ。 
 






最終更新日  2020.01.25 05:00:09
コメント(0) | コメントを書く
[読書論(術)] カテゴリの最新記事



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.