今日、何読んだ？

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ペナック先生の愉快な読書法 読者の権利10カ条 [ ダニエル・ペナック ]​

　世の中には様々な読書論（術）があるもので、本書もその1冊ですな。
　この本はとらえどころがない。
　まあ、読書に関して、
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　読書と和解するための唯一の条件それは読書と引き換えに何も求めないことである。
　全く何も求めないことだ。
　本の周りにどんな予備知識の城壁も気付かない。
　いかなる質問もしない。
　どんな宿題も出さない。
　ページに書かれた言葉以外に一言も付け加えない。
　価値判断をしない。
　語彙の解釈をしない。
　テクスト分析をしない。
　伝記的情報を求めない。
　本の周辺のことを喋ることを絶対しない。 

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というスタンスを持ち、
さらに
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◎　読書に関するあらゆる権利
1　読まない権利
2　飛ばし読みをする権利
3　最後まで読まない権利
4　読み返す権利
5　手当たり次第に何でも読む権利
6　ボヴァリズムの権利
7　どこで読んでもいい権利
8　あちこち拾い読みする権利
9　声に出して読む権利
10 黙っている権利 

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というルールも作ってしまう。
　まあ、そんなことそれこそこの著者によればどうでもいいことなんじゃありませんか。
　そもそも読書は著者に服従しろと言うことでしょ。
　そんなこと許されることなんですかねえ。
　私は常に著者に批判的でよろしいと思うのですけれど。
　まあこの際読書に規制を設けるのをやめましょうよ。
　つまり、この本はもう読む必要性がない。
　くだらない本だということだ。