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2020.10.13
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カテゴリ:仏教
念仏のすくい 藤田徹文

 今の私は念仏にすっかりはまっている。
 特に真宗の考えにどっぷりだ。
 まずもって、
 念仏とは、「如来さまの喚び声」です。
 では、如来さまとはどういう方か。
 如来さまというのは、向こうの方から私を見ていて、私の行為が良かったら救ってやろう、悪かったらほっといたろうというような方ではないのです。
 私を監視しながら、良かったら合格点付けて、悪かったら落としたろうというような方ではないのです。
 私が何もわからない前から、この「いのち」がこの世に誕生する前から、わが「いのち」を抱きしめて支えてくださっている大きなお慈悲を「阿弥陀如来」と言う
​のだそうで、ここが浄土宗との大きな違いではなかろうか。
 つまり南無阿弥陀仏は仏の方からが真宗であり、報恩感謝の立場が浄土宗というわけだ。
 次、更に進んで、
 阿弥陀様という仏様がいて、私をすくってくださるというのではなく、私の気付かないうちから、わが「いのち」を抱きしめてくださっているお慈悲を、「阿弥陀と名付ける」といわれるのです。
 だから、阿弥陀さまというのは、向こうにいて私をすくうという方ではなく、もう既にわが「いのち」を抱きしめてくださっているお慈悲が、阿弥陀さまです。
 その力(はたらき)を「他力」というのです。
​という。
 絶対他力とはこういう概念なのである。
 ところでこのすくうという言葉だが、掬う掬いとると解釈している方もおられるようだ。
 なるほどそのほうが阿弥陀様のお慈悲にぴったりだし、上記のような話の組み立てにしっくりする。
 仏教では「生死出離」を「一大事」と言うのです。
 それは、今だけの大事ではなく、これから後の「いのち」のあり方のすべてを決定する「一大事」、すなわち「後生の一大事」なのです。
 だからすくわれるということは、「一大事」が解決することです。
​ということで、つまり、阿弥陀様から救われているということは一大事が解決していることだとこう真宗では言うわけだ。
 この辺が真宗の大きな魅力である。
 仏の方から聞こえくる念仏が私をすくい取ってくださっている仏様の姿だということ、それは間違いのないことだから、信心もすでに与えられているという理屈だ。
 このような仏教の組み立てがいままであったろうか。
 では南無阿弥陀仏はどこから聞こえてくるのか。
 そこに仏様がいらっしゃるわけで、そこに一大事で私達は帰っていくのだ。
 その声をほれぼれと聞く、それが念仏の有り様なのだ。





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最終更新日  2020.10.13 05:00:08
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