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今日、何読んだ?

2020.10.30
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カテゴリ:小説

丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。(1) (角川文庫) [ 竹村優希 ]

 なぜに世の中にはこんなに面白い小説が多いのだろう。
 私が最近読んだ小説にはハズレがない。
 本作もその構想のキレの良さには脱帽させられる。
 私は霊感が強いというものでもないのだが、例えば神社などに行くとそこに神様がいらっしゃるかどうかは感じることができるのだ。
 だから本作には共感が持てる。
 さてヒロインは強い霊感の持ち主ながら鈍感さゆえ名門不動産会社の事故物件担当に回される。
 というより本作ではこの会社大企業だからヒロインにとっては最高の就職先になったわけだ。
 その事故物件から抜けきれない霊にはそれぞれの事情があった。
 それをヒロインは霊から聞いて解き明かすわけだ。
 霊だけに危険もいっぱいそのたび上司が助けに回る。
 ヒロインの上司の後輩は霊を感じる前に失神する特技を持っている頼りない奴だ。
 最近事故物件のテレビ番組があった。
 ああいうのは観ないことにしている。
 霊については科学的に人の認知能力が特に人の顔認識に優れているから霊を感じるのだという学説もある。
 だがそうだろうか。
 確かに壁や岩には人の顔と思しきものが見えるけれど、それが動いたりはしないだろうし語りかけたりもしないのではなかろうか。
 そんなことを考えていたら本作のヒロインは素晴らしい霊媒師ということになるんだなと思った。
 小説もまだまだ捨てたものじゃない。






最終更新日  2020.10.30 06:21:30
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