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今日、何読んだ?

2021.04.07
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カテゴリ:歴史
「勘注系図」を読み解く 桂川光和

 桂川史学が面白いのは、古代史の中の重要な部分である卑弥呼・邪馬台国に関する系図を元にした考察である。
 日本古代史の研究において記紀の研究は重要な部分であるが、その記紀に卑弥呼・邪馬台国の記述が全くないことが知られており、そのことが逆に様々な憶測を呼んでいることも確かだし、さらに遺跡の発掘などによって日本の古代史がだんだんに明らかになるにつれ、現在の天皇につながる天皇家の流れの前にあったはずの卑弥呼・邪馬台国の問題がまるでミッシングリングのようになって統一的な見解がないままに今日に及んでいるのだ。
 それに対して著者は卑弥呼が現代につながる天皇家の一員であったことを系図から明らかにする。
 例えば
 系図は始祖を天火明命(あめのほあかりのみこと)とする。
 天火明命は天照大神(あまてらすおおみかみ)の児、天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)の児とされる。
 天皇家の祖先とされる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の兄とされる人物である。
 このように神代まで遡る系図である。
 『勘注系図』は最奥之秘記として海部氏が、千年以上に渡って隠し続けて来た系図であるが、昭和五一年国宝に指定され、平成四年『神道体系古典編一三』に活字化されて収録された。
 これにより誰でもその内容を知ることができる系図となった。
​というような系図を読み解くことによって卑弥呼と思さる女性が現在につながる天皇家の中にいるということを推定していく。
 そのことがさらにまた別の角度から科学的に明らかにされればミッシングリングが繋がるということにな
 宇那比姫命の夫が、天足彦国押人(あまたらしひこくにおしひと)命という系譜は、思いもかけぬ事実を明かすことになった。
 天足彦国押人命の弟は、倭足彦国押人命(やまとたらしひこくにおしひとのみこと)すなわち六代孝安天皇(こうあんてんのう)である。
 したがって六代孝安天皇は宇那比姫の義理の弟となる。
​のような記事は中国の歴史書でも明らかになっていることであって、つまり卑弥呼に弟がいたということですね、そこから様々なことが読み解けるようになる。
 実は桂川史学恐るべしなのである。






最終更新日  2021.04.09 09:31:49
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