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今日、何読んだ?

2021.05.16
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カテゴリ:仏教

お経のひみつ【電子書籍】[ 島田裕巳 ]

 私達凡人にも有名な般若心経、観音経、理趣経などが網羅されているのだが、何一つ真髄を捉えていないので、仏教初学者にもとても入門編などと言えない書物であった。
 この本に書かれていることが仏教だと誤ったら、その後の人生を大きく狂わせることになるので注意が必要だ。
 つまり多くの対論を読まなければ真髄には行き着けない、ということだ。
 例えば、先日アルボムッレ・スマナサーラ師の書いた般若心経は間違い?のように般若心経を読み解いて自己の了見を書かなければ、経の上っ面の漢字の訳をしただけでは到底仏教には行き着けないのだ。
 同じく道元禅師は、薪と灰の例を出して、不生不滅を説明しているのだが、アルボムッレ・スマナサーラ師は、不生不滅を単なる言葉遊びだと痛烈に批判する。
 そういうパンチがこの本にはない。
 理趣経もそうだ。
 漢字をそのとおり訳して一体どうするつもりなのだ。
 あの理趣経をエロスと感じてその真髄に切り込もうとしている人もいるというのに。
 かえすがえすも残念な本で、仏教を知りたければ、この本を読まないことといってもいいような、そんな私の読後感だ。
 ただ、ある程度仏教について勉強した人は、他の論と対比するために読んでみてもいいかもしれないけれど、私は、はっきり言って読む価値がないと断言したい。
 その暇があったら、もっと別の本を読みなさい、と言いたい。
 少し強く書きすぎたかな、でもそれは、般若心経は間違い?を読んだから語れることなのだと思う。






最終更新日  2021.05.16 06:54:43
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