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2021.08.01
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カテゴリ:小説

明日の食卓【電子書籍】[ 椰月 美智子 ]

 見てから読むか読んでから観るかというのは小説読み手と映画観手の永遠のテーマだ。
 本作はたまたまTELASAで観たのが契機(​夕顔絵夢二郎の江戸ハブ日記 210711 明日の食卓​)で原作はどんなだろうと思って探したらあったのだった。
 結論。
 小説の勝ち。
 映画vs.小説という観点から自分自身の成績表を付けたことはないけれどたぶん小説の大勝ちだろう。
 映画の勝ちですぐ思い起こせるのは私の場合野村芳太郎監督の松本清張作砂の器だけだ。
 それはともかく本作は4人のユウという少年とその家族のことが精緻に描かれている。
 映画にはその4人のユウのうち3人のユウのことしか精緻には描かれていなかった。
 しかもイシバシユウが2人いるのが味噌なのにそれが映画では描ききれていない。
 そのイシバシユウの1人が母親から殺される。
 それが本作の一番衝撃的なシーンでもあるが映画では冒頭に描かれ途中で犯人役の母親が出てくるだけ。 
 その殺されたイシバシユウの家族は残った二組のうちの一組の家族と同じ家族構成だという趣向だ。
 文学ここまでやるかと私は感激してしまった。
 それに引き換え映画のなんと浅薄なこと…。
 比較論を繰り返せば片一方が良くてもう片一方が悪くなるのは仕方ないから、これ以上比較論を続行するのはやめよう。
 小説である本作に戻る。
 著者の文章力は素晴らしい。
 流麗で読みやすい。
 それは先に映画を観たからかもしれないけれど…。





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最終更新日  2021.08.01 05:00:07
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