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2026.09.14
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カテゴリ:松本清張
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徳川家康 新装版 【電子書籍】[ 松本 清張 ]​

 本作は清張が子供たちのために書いた歴史小説である。
 齢70を過ぎると いよいよゴールかなんて思ってしまう。
 当然 家康もそうだ。
​
 それから六年たった。
 家康は、もう七十という老齢である。
 家康も、すこし、あせってきた。
 「自分が生きている間に天下のことを定めておきたい。
 それには秀頼母子をなんとかのぞかねばならぬ。」
  しんぼうづよい家康も、 「七十という年では、あすのいのちもわからないのだ。早くしたい。死ぬ前に、その仕事をやりとげたい」
 と、せまってくる死と競争するような気持になった。
​ そのために何をするか。
​
「それはな、この城の外ぼりをうめて攻めることだ。それ以外に、この城をせめ落す方法はないのだよ」
​
と大阪城を攻め落とすことが目標になった。
 そしてその死に当たっては
​
家康は、秀忠はじめ、天海、崇伝、本多正純、土井利勝などに見まもられながら、この世に思いのこすこともなく、安らかに七十五歳の生涯をおえた。  元和二年四月十七日 巳 の刻(午前十時ごろ) で、初夏の、あかるい日であった。
​
というものであった。
 私もこのような人生を送りたいなと つくづく思った。
 そういえば 自分の父親もこんな 死に際 ではなかったろうか。(6/30記)





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最終更新日  2026.09.14 05:00:05
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