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今日、何読んだ?

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小説

2021.05.10
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カテゴリ:小説

夜市【電子書籍】[ 恒川 光太郎 ]

 しかしそれにしても世の中にはすごい小説家が数多いるもんだなと感心しきりである。
 本当によくできた作り話で、読了直後夢から覚めた気分になる。
 収録は表題作の、夜市と、風の古道の2作。
 そのどちらも秀作ですな。
 おどろおどろしいというよりは、今日説明のつかない神隠しの本質をある意味ついているような、あるいは、この世が夢か現かはっきりしない、仏教的な考えのような、そんな感じのホラーだ。
 さて、夜市であるが、こちらのテーマは弟を見捨てた兄の懺悔の話ですな。
 たしかに夜市で弟を見捨てたのは兄で、それが心残りのまま生き続けていたんだね。
 弟を見捨て得たものは、思い通りになるというもの。
 兄は野球に長け、甲子園にも行ってしまうが、満足感を得ることができず、弟を見捨てた原罪にがんじがらめになってしまう。
 ところが弟は…。
 風の古道は、迷い込んだ異次元世界で親友が死んでしまう話だ。
 こういう話というのは矛盾があってはつまらないものとなる。
 従って作り終えるのに相当な時間がかかるだろうね。
 そんな事をつらつら考えながら読んでいるのだ私は。
 なんて夢のない読み方だ、なんて思うかもしれないけれど、私は高校時代は文芸部に所属していたし、その後ある一種の書き手として飯を食べていたのだ。
 だから書くことには、一家言あるというわけだ。
 いやそれにしても本当にすごい小説があるもんだ。






最終更新日  2021.05.10 05:00:08
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2021.05.05
カテゴリ:小説

黒い家 (角川ホラー文庫) [ 貴志 祐介 ]

 本作は20世紀末、平成シングルの作品で、現在とは背景が違うけれど、それでも生保に勤めるものの苦しみがひしひしと感じられた。
 統計について、年間の自殺者とか交通事故死者がこの四半世紀で大きく変わっているし、本作の中にあった、損保支払いの半数が詐欺だ、なんて話も今はどうなっているのか。
 それはともかくまるでボレロのようにだんだんじわじわと恐怖が増していくのだ。
 凶器は鱧切り包丁。
 それを…。
 そこまで書くとネタバレになるか。
 ただ結果から言うと、生保の裏の仕切屋がいとも簡単に殺されてしまうものなのかという疑問は残った。 
 しかしそれにしても作者の頭の中はどうなっているんだろうねと思ってしまう。
 私は作者に同期してしまった。
 小説家は、読み手をいかに同期させるかが評価につながる。
 その力があるかないかが、小説家の価値になる。
 読み手である私は、脳内スパークしてしまうのだ。
 ということで終盤どんどんどんどん恐さがましていくのだ。
 そして朝ドラ理論的にみごとにヒーロー、ヒロインが勝ち抜く。
 生保は、今日もまた厄介な案件をかかえ、なんとか解決していくだろう。
 本作は、作者が最後の最後まで手を抜かず、きちんと書き抜いた小説だったと思う。
 本当に素晴らしい。
 拍手だ。






最終更新日  2021.05.05 06:30:45
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2021.05.01
カテゴリ:小説

夢のゆくえ [ 磯貝治良 ]

 本作は良という少年が主人公の中編が1編と短編が数編載っているものだ。
 本作で特徴的なのは在日に関する記述だ。
 ヨシダ・カツトシ君というのは、かれの本名ではなかった。
 本名は、崔浩吉くんであった。
 日本がとなりの国の朝鮮を侵略し、一九一〇年から一九四五年八月十五日まで三十六年ものながいあいだ植民地統治をしたとき、朝鮮人も天皇の赤子として日本人と一視同仁だなどとすごく勝手なことをいいだし、一九三九年に「創氏改名令」というものを出した。
 朝鮮人の姓名を日本ふうにかえろというわけだ。
 そこで朝鮮人のおおくは、自分が朝鮮民族であることをすこしでも主張しようと、抵抗のこころをこめて李本とか、金山とか、崔川とか、本名をのこして改姓した。
 ところがヨシダ・カツトシ君の父親はそれができなかった。
 炭坑ではたらかされていた父親は、吉田という日本人監督の姓をつけるよう、ほかの同じ班の同胞といっしょに強制されたからである。
 そこで当時三歳だったチェ・ホギル君もヨシダ・カツトシと改名され、やがて日本が戦争に負けてからも、その名まえで呼ばれることになってしまった。
 ​というようなことで作者は在日の方と深く関わりがあったのではなかろうか。
 その中にヨシダ・カツトシ君という友達もいたということだろう。
 韓国朝鮮に関しては書けば書くほどヘイトと言われそうなのでこの辺にしておくけれども、ただ作者が本書に書いているような一方的な日本の侵略ではなかったということだけは一言添えておきたい。
 ちょうど大東亜戦争の辺りの思い出を作者は書いたのだろうか。
 諸君先生と言う話はとても面白かった。
「そのばあいは、すこし走りなさい」諸君先生は、表情ひとつかえず、そう答えた。
 良は中学校にはいると、小学校のころから大好きで三社さんの境内できたえた腕をふるうべく、野球部に入部したが、おどろいたことに、野球部の顧問は諸君先生だった。
 かれがおどろいたのは、諸君先生が小柄で動作も「急がずあわてず」の信念どおり、いたって緩慢であり、野球の指導などできそうにみえなかったからだけでなく、じっさいに野球をしたこともなく、ルールのルの字も知ってはいなかったからだ。
 諸君先生は、生徒たちが練習中にそらしたり打ちそこねたボールがすぐ足もとにころがってきても、かたくなに拾おうとさえしなかった。
 ただし、たいへん熱心な顧問であり、放課後の練習には一日として欠かさず顔をだして、バック・ネットのまえに腕ぐみして立ち、生徒のうごきを真剣な眼で追っていた。
 そして、打撃練習中の部員がからぶりなどすると、「ボールがあたるように、考えてふりなさい」と、たったひとこと、だが適切な忠告をした。
​ というようなのが諸君先生だ
 野球なんか何も知らないのに腕を組んで、ボールが当たるように考えて振りなさい、というのはけだし名言だ。
 とてもいい。
 結局この諸君先生は豆腐屋さんになってしまうのだけれども、そういう人生があってもよかろう。
 いやそういう人生だけだったのかも知れない、昔は。
 思い起こせば、私の父も様々な仕事をして私を育ててくれた。
 私のように一つの仕事を終えて満足感、充足感があるようなそんな気持ちにさせてくれたのは、実は父が様々な転職を重ねた結果だということに気づいた。
 人生というのは、満足するためには満足者の支えになる人々の努力がなければ成り立たないものなんだなと今更ながら考えさせられたことである。






最終更新日  2021.05.01 05:00:07
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2021.04.29
カテゴリ:小説
理由あり勘合符 箕口忠

 この一年Kindle Unlimitedを読み続けてきたが、本当にいい本がラインナップされていたとは思うが、ミステリー作家としていかがかと思われる作者も散在していて、それは、unlimitedゆえの課題としか言いようがないのである。
 しかしそれにしてもこんなひどいミステリーは他にない。
 それはともかく本作は、京都の情景がほんのりと出てくるのだが、京都に行ったことがある人には、あああそこだここだと思えるところくらいがいいところだ。
 そもそもそうだとすれば、京都の紀行文でいいじゃないか。
 つまりミステリーとして読む価値がないのである。
 結局読み始めたものは読了しないと気がすまないという私の性分で、読了した。
 さて著者であるが、現在齢80くらいの方らしい。
 たしかに人生経験豊かなのだろうが、それが小説に生かしきれていないね。
 ようするに小説として成り立たないということだ。
 大体人違いの表現が前作から数えて一体何回あったろうか。
 ミステリーにおいて人違いトリックが許されるのは一回きりだろう。
 というふうに逆に著者によってミステリーの新ルールがまた作られていくようなそんな気がする。
 ところで、主人公の相手が暴力団員の情婦だったなんてシチュエーション、本作に必要だったんですかね。
 おかげで私は、箕口忠、という名前をしっかり覚えましたぞ。
 今後いくらKindle Unlimitedといえども読むことはなかろう。
 それくらいの超がっかり小説だった。
 そういう書評があって然るべきでしょう、数多の被害者を出さないためにも。






最終更新日  2021.04.29 07:02:09
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2021.04.27
カテゴリ:小説
岐阜路ゴルフ殺人事件 箕口忠

 警察内部に関する取材が実に杜撰だ。
 岐阜県警の捜査一課長がかつての恋人とそっちこっちで逢瀬を重ねることができるかっつうの。
 それと、人違いなどそうそうするわけがない。
 ほぼ肉体関係をしているのにだ。
 舞台が飲み屋とゴルフ場、そして陳腐なエスカレーターの列まちがいから、東京の人間が関西に来ていた、なんて話、本当に陳腐以外の何物でもない。
 しかもこのエスカレーターの列に関しては、いわば国家プロジェクトで是正中ではないか。
 さて、作者がどれだけゴルフの腕前がすごいのかは知らないけれど、先述の飲み屋同様ゴルフの話に辟易してしまう。
 しかして本件ミステリーの核は一体何だったのか。
 とにかく人違いやらすり替えやらが出てくるばかりで、何一つミステリーの体をなしていない。
 これだけひどい小説も久しぶりだ。
 真面目な話、途中でいつこの本をぶん投げてしまうか迷ってしまった。
 読み手をこれだけ馬鹿にし腐った作品は他に例がない。
 看板のない警察施設に一般人を呼び出すなら、その秘密にしている警察の施設の意味がなかろう。
 ということで一つ一つが疑問だらけのこの作品、なぜ私は読了してしまったのか。
 慚愧に堪えない。
 これが若い作家ならともかく、1931年生まれというから、齢90でしょう、今更ここをこうしてああしてなどと書いてもしょうがないしね。
 だが私は、もう1冊、Kindle Unlimitedでこの作者の本を購入しているのだ。
 それも読まなければならないだろうねえ。
 これはゾッとするホラーだ。






最終更新日  2021.04.27 05:22:06
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2021.04.25
カテゴリ:小説

天使の囀り (角川ホラー文庫) [ 貴志 祐介 ]

 さて本作は角川ホラー文庫に所収のところ、おどろおどろしいホラーかと思いきや、ブラジルのアマゾンで線虫が人間を支配する話だった。
 しかしそれにしてもその線虫が人の脳に食い込み、線虫のコントロール下におくなどということは、奇想天外な話なのだろうか。
 そもそも今のコロナ禍もウイルスによる人間支配なのかと思ってしまうような説得力のある話だった。
 とにかく小説はすごい。
 それはともかく愛人を2人も線虫により殺されたヒロインである精神科医が、今度は自身のクライアントであるHIV感染者である少年にその線虫を仕掛けるなどということがあっていいのかな。
 しかも彼女は人を7人も殺している殺人犯なのだ!
 たしかに読み手は地球防衛のために取った彼女の行為を擁護するだろう。
 その7人は地球のために殺されなければならなかったのだ。
 それは法治国家における法無視の行動ではないのか。
 そうだとすれば今後彼女は殺人犯として裁かれることになるのである。
 つまりデュープロセスである。
 ところで本作のような鬼気迫る作品というのは本当に脳みそに多大な影響を与えるね。
 しびれる!
 知的生活に小説が必要ないというのは嘘だ、立花隆さん。
 良質な小説こそ脳をスパークさせてくれる。
 小説家の脳と私の脳がスパークし合うことで私の脳はまた1つ何らかの進化をしたような気がする。
 脳のスパーク、これは人にとって必要なことだ。
 私はこれからも小説を読み続ける。






最終更新日  2021.04.25 07:06:22
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2021.04.24
カテゴリ:小説

石の繭 警視庁殺人分析班【電子書籍】[ 麻見和史 ]

 本作はけだし名作である。
 本作のサブタイトルである、警視庁殺人分析班というのは、
 塔子たちは飲食のためだけに、ここに来たわけではない。
 捜査会議とは別に、仲間同士で情報交換を行い、意見を出し合うというのが大きな目的だ。
 会議の時間は限られていて、推測を話し始めると収拾がつかなくなってしまうからだった。
 早瀬係長率いる十一係には十人の捜査員がいるが、門脇が選んだ「仲間」はこのメンバーだ。
 尾留川や塔子が入っているということは、後輩を指導する狙いもあるのだろう。
 彼ら五人は食事をしながら、地取り、鑑取り、ナシ割りの情報を分析する。
 あらたな筋読みをして、翌日以降の捜査に活かす。
 それが事件解決のきっかけになることも多く、幹部たちにも評価されているそうだ。
 正式な名称ではなかったが、門脇はこのチームを殺人分析班と呼んでいた。
​という仕掛けで、警視庁本部にある組織ではない。
 これが出色の面白さ、生きた捜査会議だ。
 この警視庁殺人分析班は、このあとシリーズ物として延々と続くのだろうね。
 そもそも、如月塔子という26歳の身長152センチの刑事の存在が面白い。
 彼女がヒロインなのだが、背が低かったおかげで助かった、シーンも1つだけではない。
 本作にクレームをつけるとすれば、警視庁の警察官たちの桁が揃っていなかったことと、巡査部長の呼称だね。
 階級なら階級で揃える、職名なら職名で揃える。
 それが警察小説の仁義ってもんでしょう。
 巡査部長は、部長、と呼ぶということ、これもまた警察小説の常識。
 そういう細かい点は大目に見て、本作の緻密な話は本当に脳内スパークが激しく、私は甚だしく感動したのだった。
 第3の被害者か、加害者かの部分の意外さ、したたかさには、小説家の矜持がみてとれた。
 おみごと!






最終更新日  2021.04.24 08:01:25
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2021.04.19
カテゴリ:小説

シャーロック・ホームズの冒険/アーサー・コナン・ドイル/深町眞理子【3000円以上送料無料】

 久しぶりにシャーロック・ホームズを読んだ。
 シャーロック・ホームズは読書の原点だ。
 本作は第一短編集だ。
 一言でいうと珠玉の作品ばかりだ。
 どの作品も痺れる。
 ミステリーこうあるべし、まさにシャーロック・ホームズはミステリーのテキストブック。
 ホームズがあの人と呼ぶ、アイリーン・アドラーの、ボヘミアの醜聞、これはホームズ短編一丁目1番地ですな。
 中には血なまぐさい殺人事件もあるが、ミステリートリックの基本とも言うべき、人間蒸発の仕組みは、本作に代表作が多く掲載してある。
 身代わりの話やら、人払いの話は、多く現代のミステリーで書かれていることだ。
 そして何より本シリーズが19世紀のものに関わらず全く色あせていない点、このことは特筆される。
 さてホームズといえば、現代の鑑識のような動きもして、的確な推理やら事実の組み立てをし、そのことは現代の推理小説に活かされている。
 その上文章が精緻で、しかも上品だ。
 私の脳は完全にサー・アーサー・コナン・ドイルの脳とスパークしあい、この物語の世界にどっぷり浸かってしまう。
 少年時代、ポプラ社のホームズ本を争って読んだ。
 あのときの感激がまた蘇る。
 ああ、ホームズ最高!






最終更新日  2021.04.19 05:00:07
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2021.04.11
カテゴリ:小説

刑事部屋【電子書籍】[ 佐竹 一彦 ]

 本作は平成シングルの時代の作品で、今なら取調べ監督対象行為もあの時代、ある程度許されていたんだなと、時代の変化を感じさせられる作品だった。
 それはともかく作者の警察とりわけ刑事という職種に対する取材力には舌を巻いた。
 大泥棒と刑事の息詰まる対決、その取調べにぺいぺいの見習いを当てる作戦、これは見事でしたな。
 騙し騙されふり振られ、そんなことしているうち見習い刑事の主人公は、画策していた転職を諦めいつしかマシな刑事へと変身していく。
 そのへんの文筆による表現力がこの作者の真骨頂でしたね。
 やあ、おみごと!
 そしてこの時代にしては女性の登用についても優れている。
 今この時代に男だ女だと息巻いて騒いでいるとき、なんと立派な一人の女性刑事を作者は誕生させていたことだろう。
 これまたお見事!
 本作には霊感刑事なんてのも登場する。
 そもそも本書は6篇の短編からなる。
 そのどれにも見習い刑事は出てくるのだが、それぞれが違う個性の刑事を主に据えるという趣向だ。
 そのへんのテクニックが実に憎いですな。
 小説こうあるべきのテクニックですよ。
 ま、現代では許されない取調べ監督対象行為もこの時代であることで甘く見て、実に面白い読み物になっていたなと本当に感激した。
 まだまだ面白い小説が世の中にはあるのだ。






最終更新日  2021.04.11 07:26:22
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2021.04.10
カテゴリ:小説
真心会社 左富士の殺人シナリオ 箕内忠

 さて本作はミステリーなのだ。
 しかしそれにしても隙間が多い。
 そもそも文がぎっしりの小説など私は好まないのだが、本作はとにかく隙間が多かった。
 それはともかく本作はアリバイ崩しなのだ。
 たしかに左富士が存在するのはわかる。
 ようするに新幹線から富士の写真を撮るのがアリバイ崩しになるのだ。
 でも、それではただ左富士の写真を撮っただけではないのか。
 そうだとすれば犯人性がとても薄いのである。
 つまり本作は失敗作である。
 ところで本作のような作品はどう評価したらいいんだろうね。
 全くわかりませんな。
 主人公は怪しげな会社を渡り歩いているもの。
 闇金とか催眠商法の類だね。
 その説明とか社会的背景の描写が甘いから、いまいちピンぼけなのだ。
 読んでいるうちいつの間にか容疑者が現れてそのアリバイ崩しに左富士の話を持ち出すのである。
 殺人の動機は強請り被害。
 最初の村に人っ子一人いないというおどろおどろしい描写がショッキングだっただけに、それに続くバスごと催眠商法のくだりは、もう少し工夫があっても良かったろうね。
 まあ、正直申し上げてミステリー読みを生業としている者にとっては、歯がゆい作品だった。
 kindleunlimitedもいよいよ限界か。






最終更新日  2021.04.10 05:00:06
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