きょう(7/3)は、市内の中学校で「中学生のための落語入門教室」が開催されました。
3月に飯能中央公民館主催で開催してもらった「中学生のための落語入門教室」が「集客は最低だったが内容は最高」だったことは先日書きました。この時のお知らせが載っていた「公報」を見た中学校の先生から「我が校で落語入門教室をやりたい」という要望が公民館の担当職員にあり、その職員から、私のところに「噺家さんを紹介して貰えませんか」という依頼があったのです。こうやって、市内で落語教室を開催する学校が増えてくるようになることも、私が地域寄席を続けている目的の一つでした。そこで今回は三遊亭好二郎さんにお願いしました。お昼の12時少し前に飯能駅で好二郎さんと待ち合わせ、車で5分ほどの中学校に。会場は校舎の中に有る多目的ホール。体育館は別にあるのですが、その多目的ホールも小さな体育館並みの広さです。「舞台のようなものは有る」ということでしたが、「高座」には低すぎるので、急遽生徒さんたちに手伝ってもらって、テーブルで「高座」の土台を組み立ててもらいました。そこに全校生徒300人がゆったりと体育館座りして、教員や父兄はその周囲でイスに腰掛けて聴いてもらいました。この写真だと、体育館の中のように見えますが、校舎の中心にあって、二階まで吹き抜けている「ホール」です。1時間の持ち時間のうち、好二郎さんは前半の40分ほどで「落語家」や「落語の見どころ聴きどころ」を生徒たちの笑いを取りながら簡潔に説明していきました。噺家さんが「落語教室」などで、落語の説明をしてから演目に入る時、多くの方が「落語を話すのは頭が良くなくても簡単にできるが、聴くほうは想像力を必要とするので頭が良くないと面白くは聴けない」という前置きを入れます。確かに、この前置きは「効果」が有りますね。生徒さんたちは驚くほど、大人しく、集中して聴いてくれます。