特別栽培ぶどうの標記
昨年までは減農薬と言いながらも、濃度を薄くしての使用でした。今年は「特別栽培ぶどう」と標記できるように栽培したいと思っています。以前から考えていたのですが、なかなか思い切って行動を起こせなかった一つに減農薬があります。自分では乳酸菌の使用や竹酢液関連部材を使って低濃度の農薬での栽培をしていたのですが、これを低農薬、減農薬と正式に標記する事はできませんでした。そこで今年は思い切って慣行栽培の半分以下の薬剤数と回数を目標に、正式に特別栽培のぶどうとして表記できる方法で栽培してみようと思っています。昨年収穫後の農薬も無く、芽が動き始める前にするダニ・殺虫・殺菌の三種混合の防除もやっていません。前の日記で書いた皮むきもその一つです。皮についた菌やその裏に潜む虫、少しでも少なくなれば防除が減ります。芽が出たら設置しようと思って購入しているファンもその一つです。空気を動かす事により湿気を平均的にし、カビ病の発生が少しでも減ってくれるようにと購入しました。その代わり今回殺菌作用のある次亜塩素酸ナトリウム水溶液を、背負いの手動噴霧器で丁寧に洗い流すほどかけました。これはアルコールよりも殺菌作用に優れ、台所とか食堂でも使われている人には害の無い水のようなものです。今年は竹酢液を買っている業者さんと相談しながら、「特別栽培ぶどう」とシールを貼れるぶどうつくりを目指します。また、味には自信ができたのですが、よりいっそうの物を求めてできる限り化学肥料は使用せず、有機系の資材を使用しています。減農薬は農薬代は減りますが、他の資材を使わずして病害虫は減りませんのでその費用と手間はそれ以上にかかりそうですね。まあその作業で美味しく安全に喜んでいただければ、OKとしましょう。少しでも去年より優れた物を作りたいですね。乞うご期待・・・