運動サークル練習日
県のリハビリセンターが主催の運動講座はキホン何年も同じ講座の受講をすることをよしとしないので、今年度、「卒業生」たちで、知的障害を持つティーンのための月いち体操教室、というか運動クラブをつくった。今年はとりあえず昨年度教わっていた先生に引き続き指導していただけるが、その後は未定。でもグループになれば、個人と違ってリハビリセンターの体育館などを予約できるのでその点はよいだろう。自閉傾向、発達障害でも、運動のカンがよい子や、ぺらぺらしゃべったり(しゃべりすぎたり)友達とのかかわりが好きな子もいる(が時に感情過多とか)でも、「あたりまえ」のことがなぜかできなかったりするので、やはり保護者の願いは「基礎訓練」。それはなにか。いやその、体育、ということ以前にも実は問題があって...態度編:1) 指導者に注目する(一対一でなくてもしゃべっている先生の方を気にしたりできる)2)集団から浮かれて走り出ない(その都度連れ戻すのたいへんやっちゅーの)3)うまく行かなくても大暴れしないスキル編:1) 線にあわせて並んだり、列になれる2) 指示を理解し、お手本を真似できる3) 競争だ!というときはぼーっとせずそれらしく頑張るなどなど。継続は力なり、というか、そのうち年齢が助けて改善される項目も多いし、養護学校での経験が助けてくれることもあるのだが、いまだに競争の時でもマイペースであったり、お手本と違うことをやってたりはある。今日はラジオ体操から始まって、スキップ、けんけん走り(コレが大きくなってもできないと親が担いで教えるので大変)リボン取り競争、ボール投げ、ドリブルなどたくさん練習したが、はい、今日、ほめられました!わたしがー。いつも、先生に任せず子供にくっついて教えているので、先生からみるとむっちゃうっとうしい親なんじゃないかと思いながらやっているのだが、今日は、ボール投げやドリブル、ハードル風の走りをこなす哲夫をみて、「基礎運動ができてる!お母さんの教え方がうまい!」と言っていただけた。(涙)いつも、自閉の子供でもイメージしやすいように、知っているコトバや擬音を使ったり、動作を分割して練習することは心がけてきたが、全部自己流は自己流。しかし声かけ10年以上のキャリアを積むと、障害者スポーツ指導の先生にもほめられるようになるのかあ。成果は少しでもあったのだな。そういえば、どっかでよんだ今月の星占いに「今までの努力が報われる時がやってきました」ってあったけど、これ〜!?本業じゃなかったのね。がくっしかし、柔らかいボールを息子がドリブルするのを見ておどろいたのだが、手首の返し、指の当たり方がただごとではない。あたかも太鼓を叩くかのごとく、柔らかく面をなで、かつはじいている。やっぱりこれは、アフリカの太鼓をたたかせなければ。バチやマレットではもったいない。家でおだててたたかせると、やるにつれて結構調子でてきた。「リスム学習」「とんとことん!はいっ」みたいな幼稚園の教え方はかえって有害だと思われる。ほんとにいろんな手の動きがほっとくとでてくるのだ。そして鳴り方が全然違う。ああ、私に才能が、リズム感があったら、一日でもつきあうのだが。太鼓持たせて、パリかニューヨークの地下鉄にたたせたいくらいだ(小銭をお母さんが集めるという意味ではない)がんばれむすこよ。太鼓で口がきけるように!