085778 ランダム
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俺とユーロとC.D.と・・・(何

モンスターバスター

命を賭けて戦う男達が、この世界にはいる。
この世の中に最低でも四十人はいるといわれる怪物退治屋、つまりは
「モンスターバスター」である。
彼等は生きる為の資金を探して命を賭けて戦い
いたる街の怪物を救っている。
いつまで経とうが戦いは一向に終わらない。
これはサバイバルである。
モンスターを作り出す魔軍と、それに対抗し戦い続ける人間の
終わりなき戦いであった・・・ハズなのだが、その魔軍はのちに人間を
取り込み、その戦乱の世を終わらせようと試みる。

そこで立ち上がったのはたった一人の戦士、ジェーンである。
彼は己の為になら命を賭ける事は出来た。しかし、街の人を守る事は
出来ない。つまり、他の誰かの為に命を賭す事が出来ないのである。
そんな彼も金を稼いでいつしか大きくなりたい・・・彼の野望は膨らむばかりであった。
しかし、そんな彼の野望を止める事件がおきた。そう、魔軍の巨大化である。
金を稼ぐどころか自分の生活場所を失ってしまうのは困る、と考えたジェーンは
早速怪物退治へと出かけるのであった。

彼が出かけた先は、西にある大きな港町「ラトイ」。
その中にある酒場へと出かけていったのである。
「なんかいい怪物っていない?」等、金目的の為に冒険者が
集まるこの酒場には、常に怪物の話が飛び交う。
そんな中マスターに話を聞いてみると
「それならいいヤツがいる。ここから北西にいった裏山へといくといい。」
と地図を渡されるや否や早速出かけるジェーン。
向かったのは勿論北西にある裏山・・・のハズなのだが
どうやら方向音痴なようで、かなり迷うもののなんとか到着。
そのまま一夜を明かし、再び歩き出す。

二日目は吹雪の為多少しか進めなかったものの三日目は
一気に晴れあがったので、そのまま頂上へ。
しかし頂上にいった瞬間、これまでにない音が下から聞こえてくる。
「ゴゴゴゴゴゴゴ・・・」何かがはねている。
魚だろうか。しかし、そんなようには思えない。
そこで急に音が大きくなってきた。慌てて頂上から退避するジェーン。
そして、「ドガーン」という大音量の爆発音と共にマグマが流れ出す。
そう、ここは裏山と言うものの、列記とした火山なのだ。
それを知らずに進んだが故、この状況である。
いやはや馬鹿な主人公。

しかし噴火してから数十分後、何か生物が下から現れる。
どうやら鳥らしい。・・・が、その後ジェーンは目を疑った。
なんと、その鳥のデカさは普通の鳥の数十倍もあるのだ。
フラメンコなんて目じゃない程のとてつもない大きさだ。
こんな奴をどうやって倒すか困っているのだが
困る暇もなく攻撃をしてくる鳥。
名前も種別も不明と言われているハズなのだが
この鳥にもちゃんとした名前があり、ちゃんとした種別がある。
だがそれさえも聞かずに飛び出したが故、やはりこの状況である。
やっぱり馬鹿な主人公。

そのまま戦いは長期戦にもつれ込む・・・と思えたのだが
その瞬間に決着はついた。ジェーンがその鳥に向かって剣を構え
一発顔に突き刺すと、あっという間に鳥はその場に倒れた。
まぐれだ。弱点がそこだとも分かってなかったらしい。
まったくをもって馬鹿な主人公に乾杯したい(ぉ

その後報奨金を貰いつつ、マスターにある話をした後
そのまま酒場を後にする主人公。
マスターはその運の良さと馬鹿らしさを何かにたとえつつ
ジェーンを見送るのであった・・・。

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えーっと、現在共同制作中のゲームの原作的なブツですね。
デジタルで、しかも自宅で書いたのはこれが一応処女作になります。
製作日は現在から三年は前なんでまとめ方が滅茶苦茶です;;
この頃から冒険者~っていうイメージはあったみたいで、かなり
夢見がちな自分と文章力の無さが伺えますねorz
・・・くぅ、もっと頑張らなければ(何ヲ

2003年冬季 製作
2006年7月23日 恥ずかしながら公開


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