2011/03/09(水)10:39
カーニバルのおくりもの(絵本)
ブラジルではリオのカーニバル(カルナヴァウ)が3月5日から8日に行われ、
スーパーモデルのジゼル・ブンチェンさんなどもパレードに参加して、
たいへん盛り上がったということです。(2011年の日程です。)
なんだか楽しそうなお祭り騒ぎやパレードのことなら、何でも「カーニバル」と、
日本語的には、呼んでしまいたくなります。
けれど、この時期(毎年日程は違うけれど)のキリスト教国の「謝肉祭」が、
本来の「カーニバル」の意味だそうで、リオ・デ・ジャネイロのみならず、
世界中のあちこちが、ここ数日、まさにカーニバルの真っ最中だったわけですね。
「カーニバル」にまつわる絵本で、好きなのがこれです。
カーニバルのおくりもの
レミー・シャーリップ/バートン・スプリー作 うちだりさこ訳 福音館書店
Harlequin and the Gift of Many Colors(洋書)
この絵本のカーニバルの舞台はイタリア。
原題“Harlequin”(ハーレキン)は、大きな仮面をつけてひし形模様の衣装を着た、
ピエロのような道化役のことです。
(余談ですが、フランス語読みなら「アルルカン」英語風に読めば「ハーレクイン」。
かのロマンス小説出版社のロゴって、この道化服の菱形模様からデザインされてるんですね。)
『よかったねネッドくん』(“Fortunately”)と同じ作者ですが、
それとはまたちょっと違った雰囲気の、めっちゃ美しーい絵本です
どうしてハーレキンが色々なの生地のつぎはぎの服を着るようになったかというお話を、
きれいな色がいっぱいの、カーニバルの夢を見させてもらったような気分で読めちゃいます。
春ですね。EASTER イースターの絵本
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