医療報道を斬る

2008/04/23(水)19:05

安全確認

暮らし(88)

 「管制官も大変だ 」では、どのようなミスであれば刑事罰もやむを得ないかという議論がコメント欄であった。結局は人それぞれの感じ方なのだろうが、私の場合、自分でもやりそうかどうかで決まるのではないかと思う。  私は粗忽者だから、いろいろとミスを犯しそうだ。だからどうしても他人のミスにも甘くなる。その私でも、ぶつかったら命が危ないものを投げるとき、落下点に人が居るかどうかは確認すると思う。まして、人が居ることが分かっているのに投げたりはしないだろう。  まあ、報道が必ずしも正しいとは限らないので、斟酌すべき事情があるのかも知れないが、人が居るのに漫然とハンマーを投げたのだとしたら、やはり責任を問われるべき事例だと思う。振り向いたら目の前にハンマーが飛んできたと言うのは、いくら何でも気の毒だ。 ハンマー直撃、高2意識不明  東京都足立区の都立足立東高校の運動場で19日、陸上部の3年男子(17)が投げたハンマー(重さ約6キロ)が約40メートル先の2年男子部員(16)の頭を直撃、部員が頭部骨折と脳挫傷で意識不明の重体になっていることが21日、分かった。警視庁綾瀬署が原因を調べている。  都教育庁などによると、事故は19日午後2時40分ごろ陸上部顧問の男性教諭(54)と部員計4人で練習中に発生。2年部員は自分の投げたハンマーを回収した後、投てきエリア内の現場付近に戻った。「危ない」という声で振り返ったところ頭に当たった。  陸上部では投げる人が「いきます」と大声で声掛けし、周囲の部員は「はい」と合図を返すことになっていた。顧問は注意喚起の声掛けを「聞いていない」と話しているという。  清水頭賢二校長は記者会見で「誠に申し訳ない。1日も早い回復を願っています」と述べた。陸上部は活動を自粛し、同校は23、24両日に保護者説明会を開く。  別の都立高では昨年六月、弓道部の練習中に教諭の放った矢が男子生徒の頭に刺さり重傷を負った事故があり、都教育庁は安全対策を取るよう各校に指示していた。 スポニチ [ 2008年04月21日 17:46 ]

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