日本助産師会の機関誌が販売されています。最新号は代替医療の特集だそうです。当然ホメオパシーも入っています。ある助産師が新生児にK2シロップではなくレメディーを飲ませ、ビタミンK欠乏症の予防を怠ったためにひとりの子供を死に至らしめた事が報道された直後だというのに、何を考えているのでしょう。
もちろん原稿を書いた時点では話題にはなっていなかったのでしょう。それでも、助産師会に医療の一分野を担う団体だとの矜持があれば、販売自粛が当然だと思います。まあ、そんな矜持があれば、最初からホメオパシーを広めることなんかしなかったと思いますが。
参考のため、目次から該当部分を引用しておきます。
<最新号 64巻3号(2010年8月1日発行)>
特集:「産科における代替医療を考える
補完代替医療とリスクマネジメント・・・大野智
妊娠・分娩・産褥期におけるマイナートラブルに対する鍼灸療法
-助産技術を補完するツボ療法 ・・・矢野忠・安野富美子
マドレボニータの妊婦向けヘルスケアホメオパシー・・・渡辺愛
産科における代替医療を考える・・・早乙女智子
強調は筆者による
マドレボニータって何だろうと思ってググってみたら、
こんな所でした。何と鳩山首相(当時)が居るではありませんか。想像以上に事態は深刻なのかも。