ちっぷのメモ書きブログ

2009/01/11(日)07:50

著作権って便利だね(ぉ

 今回は何時にも増してグダグダ、『王様の耳、わはぁー』なんで要注意。  読めなかった数日分の新聞(しつこいけど地方紙)を纏め読みしたんですが、違法サイトからの着メロダウンロード数が合法サイトのそれを上回ったらしい。この対応の為にダウンロード違法化の法案を国会に提出するとありました。  これだけだと納得しそうなんですが、ダウンロードの数だけを比較したんじゃ意味がないってのは、何かしら作品を公開したことがある人なら分かると思います。音楽や映像が妙に強力なのが納得いきませんけど。  その音楽や映像に限って言えば、著作権の問題、ここでは作曲者や演奏、歌手をひっくるめて著作者と書きますが、その著作者の方が真剣に考えておらず、全部丸投げして我関せずって場合が殆どなんじゃないかって気がします。勿論、全てを自分で把握するのは無理だし、法律は難しいし、簡単じゃありませんが、それでメシ食ってる割には安易に考え過ぎてませんかね。  更に勘違いされてるのが、著作者に著作権があるという点。実際には、レコード会社と著作者間の契約により、著作権はレコード会社に譲渡していて著作者は著作権を行使できる立場ではないのが殆どです。そうしなければレコード会社が商品にしてくれないという現実があるし、以前はそれが最善の方法だったワケです。  今はどうかと言えば、同じ音楽業界でもインディーズに区分けされる分野が成立しているのを見れば、レーベルに拘る必要が以前ほどはないというのが分かります。また、インターネット普及のお陰で、楽曲の自費出版が容易な状況にある上、その気になれば世界レベルのマーケットに飛び込めますし、そういう著作者も居ます(広い分だけ埋もれる可能性も十分にありますが)。  これで生活できるかどうかは別問題ですが、少なくとも手段は増えています。ところが、法律の方が全く追いついておらず、マルチメディアという単語が廃れた現在でも基本的にマルチメディア以前のままです。ダウンロード違法化に関しても著作権者の権益を守る事しか考えていないような議論しか交わされていません。  著作権者は何かと文化の話を持ち出しますが、そうしなければ守れないほど貧弱なものなんでしょうか。伝統芸能を守るのとは中身が違うんじゃないかと。全体を保護しなければならないというようでは、何か問題があるとしか思えません。  と、こんな事を書くと、やれスタジオの維持だとか収録環境だとか現実を見ろって話が出てきたりするものですが、デジタルシンセサイザー使うなら音質の維持は関係ないじゃんと書いておきます。アナログ録音が不要になる事はないですが、演奏の方は全部シンセというのも珍しくないし、バンド演奏と同じという扱いの方が可笑しいんじゃないかと。むしろ、シンセじゃない演奏って事で付加価値付けた方が良くね?  率直なところ、日本版フェアユースなんて出来るの?やる気ないでしょ。 1月30日発売予定!【ご予約受付中★送料無料!】CRYPTON VOCALOID2 巡音ルカ CV03 鏡音リン・レンは一人二役だったけど、今度は日本語+英語発声ライブラリ。

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