カテゴリ:カテゴリ未分類
公正取引委員会の文書とJASRACの言い分とで微妙にずれがあります。
公正取引委員会: 社団法人日本音楽著作権協会に対する排除措置命令について http://www.jftc.go.jp/pressrelease/09.february/090227.pdf 社団法人日本音楽著作権協会: 公正取引委員会に対する審判請求について http://www.jasrac.or.jp/release/09/02_6.html ITmedia: 「徹底的に争う」とJASRAC加藤理事長 排除命令、YouTubeやニコ動に影響は http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/27/news120.html GIGAZINE: 「到底承服することができません」と断言するJASRACには自浄作用がないのか? http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090227_jasrac/ 公正取引委員会は包括契約で設定する使用料の算出方法を問題にしています。一方のJASRACは、包括契約そのものにも論点が行ってます。 JASRACの言い分、特に3番目「放送事業者の協力が得られない限り、当協会単独では実行不可能な内容」では苦笑してしまいました。放送以外の分野では、把握不能なら停止の上にガッポリ取るのにね。また、一部の放送事業者では全曲報告が行われていると自分から言っちゃってます。これ、使用料算定には使っていないようですが。 他の管理事業者の状況を見ながらだと自由な競争にならないなんて言ってもいますが、相手を見ながら料金を決めるってのは普通にやってる事だしねぇ。唯一だった頃の資産があるお陰で、そもそも競争にならない状態が続いてきたから言えるんでしょうが、限定的とはいえ一部崩れてきてますし、焦りも多少あるんでしょうか。 少々脱線しますが、松浦晋也のL/D『初音ミクとJASRAC』(2007.12.28)を見つけました。これまで読んだ中でも、中立に近いところを意識して書いてるんじゃないかと思います。その分、理系の実験レポートみたいな雰囲気もありますが。 音楽ビジネス・自遊自在 原盤権と音楽著作権を知るためのハンドブック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月02日 08時51分20秒
コメント(0) | コメントを書く |
|