2012/01/03(火)15:51
安東~国際タルチュム祭り~
明けましておめでとうございます。
本日1月3日は、私たちが韓国に来た日です。(3年前)
今でもこの日のこと(を含む1週間)は、しっかり覚えています。
ああ・・・思い出したら涙が出そう
当時は、3年が永遠のように長く感じていました。
でも、時間の早さは同じではなく、辛い時ほど長く感じ、
楽しい時ほど早く感じるものなんですよね。
1年を過ぎた頃から心に余裕ができ、1日1日を感じられるようになりました。
本来なら今頃帰国しているはずでしたが、
人生分からないもので、1ヶ月の滞在延長の果て、
全く違うお国へ旅立つことになりました。
残り少ない時間で、全部を書けるかどうか分かりませんが、
どうしても書いておきたい出来事だけ、ピックアップして載せて行く予定です。
自分にとって特別な、残しておきたい思い出なので、
コメントは気にせずお気軽にスルーしてくださいね。
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10月初旬、安東に行ってきた。
安東・・・それはオルムコル同様、
韓国語の授業で習って以来、何気に興味を持っていたマウルの一つだ。
が、その後「1泊2日」と言うバラエティー番組で紹介されると、
絶対行きたい場所に昇格した。
滞在期間も残り少なくなったので、何とか10月中に行こうと計画していた所、
ちょうど私たちが予定していた日に「国際タルチュム(仮面劇)祭り」が開かれることが分かり、
さっそく宿を予約。
・・・しようとするが、この時期そう簡単に取れるハズがない。
2件断られて、
この宿もダメなら、いっそ日を改めるか・・・?
と考えながら、3件目のお宿に問い合わせてみた。
ちた「何月何日ですが、2名で泊まりたいんですけど・・・。」
主人「この日は満室ですよ。お祭りもあるから早くから予約が入ってて・・・。」
ちた「じゃ、次の日は・・・?」
主人「11月まで予約でいっぱいです。」
がーん
安東で宿探しが、こんなに大変だとは思わなかったよ。
私が言い淀んでいると、ご主人が「韓国人じゃないでしょ?」と聞いてこられた。
私が「はい」と答えると、ちょっと待っててと言って、
こんな声が聞こえてきた。
ヨボ(あなた)、外国人がこの日泊まりたいって言ってるけど、
部屋無いのよね?二人って言ってるけど・・・。
韓国語を上手に、可愛く話すのよ。何とかならない?
すごく可愛いの。
聞いてて、顔が火照ってしまった。
いや~、上手でもないし、可愛くもないですけど・・・(← もちろん声のことね)
私が一人電話の前で照れていると、
ご主人が「2名の部屋、用意できるよ」とおっしゃった。
え”・・・さっきお部屋無いって・・・
随分前から予約入ってて、11月まで空きが無いって・・・
正直、すぐには喜べなかった。
もしかして・・・野宿?
と疑ったからだ。(「1泊2日」で見た、野宿の映像が蘇る)
ちた「何月何日ですよ。本当に部屋があるんですか?」
主人「大丈夫よ。トイレとシャワーは外だけど、二人なら空きがあるから。」
それを聞いて、私は知る限りの韓国語を駆使し、
精いっぱい可愛い声(のつもり)で、感謝の辞を述べた。
すごい幸運だ
韓国人だったら、きっとあっさり断られてただろう。
外国人でも、あまり流暢に喋ってたら韓国人と誤解されてダメだったハズ。
喋れない外国人は、言わずもがな却下。
つまり、私みたいに明らかに外国人の発音で、下手なりに頑張って喋ってる・・・
と伝わるように話すのがコツのようだ。
こうしてありがたいことに、
日程を変更することも無く、野宿する必要も無く、温かい宿を確保することができた。
そのお宿とは・・・後ほど公開。
まずは、タルチュム祭り公演会場の様子から。
メイン会場↓
目を引く大きなオブジェ↓
小さくてかわいい仮面たち↓
会場をぐるっと一回りしながらやがて、
動物的カンで、試食会場を探し当てる↓
アジュンマ達が作ってくれた手打ち麺のククス(うどん)と、それに群がる大勢の人々。
いつものことながら、無秩序・無法地帯
なぜ大人しく列を作れないんだ?
悪戦苦闘の末、私たちもゲット↓
これ、食べると3年寿命が延びるんだそうな。
私もダンナも、後3年は安泰かなぁ~?
お餅もその場でついてくれる↓
安東名物のシッケ↓
普段はシナモン系の臭いが苦手なため、シッケを飲まない私だけど、
これは特有の臭いが無く、フルーティーで飲みやすかった。
シナモン苦手な人にはおススメ!
ちなみに安東と言えば、リンゴが有名。
何か受賞したらしいリンゴたち↓
おいしそう~。
会場内はでは、色んな無料のイベントが行われていた。
お気に入りはこちら↓
高麗時代の衣装を着て、記念写真を撮ってくれる。
写真の他に、ノートや冊子など色んな物をいただいた。
こちらは会場外の屋台↓
ここで注文したピンデットクと↓ 屋外会場で試食したビビンパ↓
本来、屋台で美味しいものを食べ歩き・・・のハズだったが、
試食で満腹になったため、泣く泣く1つだけ注文した。
ちなみにビビンパは、一度に何百人も食べれる量を作ってたようだ。
実際作る所は見れなかったけど、それ用のタライ?は見た。← かなり巨大。
3時半からは、「中国ナンタ」の公演を見に行った。
(公演は日によって、時間帯によってそれぞれ異なり、入場料が必要。)
公演会場の入り口↓
中国ナンタ↓
真ん中に立って向こうを向いている女性は、観客席にいたお客さんだ。
選ばれて舞台に上がったけど、かなり恥ずかしそうだった。
ここからは、中国の様々な仮面舞踊が・・・↓
公演は時間の都合上、最後まで見れなかった。
と言うのも、本日のお宿には、
日が昇っているうちに到着しなければならなかったからだ。
その訳はまた今度・・・。