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2006年01月30日
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カテゴリ:Student Life
ついにこの日がやってきました。

もはや感傷は吹き飛び、頭ん中 GET THINGS DONE 一色。荷物全部をいかに無事に持ち帰るかがすべてでした。
車輪つきのバックパックに、ノートPCを運ぶリュックサック、ほかにボストンバッグ3個。どれも破裂しそうにパンパン ^^;;;;;

こんなんひとりで空港に運べるわけないので、Patrick にも手伝ってもらいました。彼にも朝4時起きさせて申し訳なかった >_< しかもラボの半休までとらせて。。さらに午後からは高校生が研究所に見学に来るので、引率やら、ちょっとした授業までやるらしい。すまぬー!!! <(_ _)>

こんな朝早くに発つことになったので、寮の友達にもろくに挨拶ができなかった。共用のキッチンに、今までありがとう。日本に来ることがあったら連絡してね、と連絡先を書いたメモを残した。
ルンドに戻ることがあっても、この寮にまで来ることはないかもしれない。
ここに住んでる友達はその頃には大学を卒業して引っ越してしまっているだろうし。
さよなら、Delphi 。
・・・自分の入ってる写真撮るの忘れたーー!!!

霧の濃い朝だった。朝早かったのでまだまっ暗で、街灯の光を受けて、霧がキラキラ光っててきれいだった。
ダイヤモンドダスト!?とまた過剰に驚いて笑われた。さすがにそこまで寒くないってか ;p)

まだまっ暗だったので、ルンドの駅に向かうバスからの街並みはほとんど見えなかった。大好きだったアルヘルゴナ教会(Allhelgonakyrkan)、ルンド独特の石造りの大聖堂、Domkyrkanもそばを通ったのによく見えなかった。
・・・いつかまた絶対戻ってくるから。それまではさよなら、ルンド。

コペンハーゲン空港行きの列車に乗って、荷物を下ろしたら少しほっとしたのか、マルメを過ぎて渡るオーレスンド海峡にかかる橋を渡っているところで涙が出てきた。ここでさよならだ、スウェーデン。

せっかくここの暮らしに慣れてきて、特に寒さにも慣れたところで帰らなくてはならなかったのはとても残念。ここの春は格別だし、夏はあまりに気持ちよくて仕事にならない、って今ではとてもよくわかる。もっとここで暮らしていたかった。ただ、友達はほとんどルンドを離れ、国連のインターンを始めたり、PhDプログラムに入ったり、はたまた就職活動に四苦八苦していたり、それぞれ新しい生活を始めたし、ここに残ってまた次々と去っていく友達を見送るのも辛かろうし。帰る日が近づく中、帰るのが寂しいのと同時に、そろそろ潮時かな、という気もし始めていた。幸いわたしは帰ってからの就職先が決まっていたし、みんな待っていてくれるから。
だからわたしは帰ることにした。間違ってないと思う。悲しくても。

~ ~ ~
コペンハーゲン空港で荷物をチェックインしてみたら、20キロまでのところ7キロも超過していた。7キロじゃさすがに見逃してくれないね、泣く泣く超過料金を払いました。
くくっ、こんなことなら10キロ小包をもうひとつ作るんだった。>_<

ここでついに Patrick ともお別れ。こっちに来て以来、何から何までほんとうにお世話になった。ありがとう。

別れる間際は悲しかったけど、ひとりになってしまったら、また GET THINGS DONE モードに切り替わり、無事に帰りつかなければ、となんか必死になっていた。

飛行機が飛び立つ瞬間は悲しくてやりきれず、窓の外から目を離せず、離陸の瞬間にはさすがに息が止まって涙が止まらなかった。コペンハーゲンを発って、アムステルダムで乗り換え。アムステルダムから成田への帰国便ではもうだいたいの乗客が日本人、ゲートに近づくに連れて、大学生らしい舌足らずな声があちこちから聞こえてきて、アムステルダムですでにあー帰ってきたなーという実感が湧いてきた。アムステルダムから飛行機が飛び立つときもなんか泣きそうだなと思ったけど、そのときにはすでにまわり中日本人だったからかなんとなく泣けなかった。もう4割がたすでに日本に帰ってきた気がして、ほっとして気が抜けたのか、アムステルダムでの離陸を待たずに機内で爆睡。

~ ~ ~

こんな具合にわたしの留学生活は終わりを告げました。
写真は以前に撮ったもので、学生会館にあたるところ。1867年に建てられた建物です。





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最終更新日  2006年03月15日 23時08分39秒
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