カテゴリ:ちり・お仕事
今日、学校で職員対象の救急蘇生法実習がありました。
蘇生法の実習をうけるのは、運転免許の実習以来です。 私の学校にもありますが、AEDの使い方も含めての実習でしたが、 なにせ、みんないろいろでおもしろい実習になってしまいました。 僕らはいつも教壇で教えているけど、いざ、教えられる立場になると、 それはもう、できない、できない (僕も含めて)。 まず、「人の話を聞かない」 最初は約25分、DVDをみて、蘇生法のやり方を学ぶわけですが、 話を聞かず寝る。あれ?いつも僕たちが生徒になんて言ってたっけ? それがまた管理職。いいのかねぇ。 で、いざ実習。 2人一組で、いろんな場面を想定して、蘇生法の練習。 学校の校門で人が倒れているやスーパーで倒れている。 飲み屋でいきなり人が倒れる。駅でメタボな人がたおれる。 ペースメーカーを埋め込んでたり、狭心症の湿布を貼っている。胸毛がボーボーのひとなどいろんな設定でやりました。 案の定、先の管理職とのペアは失敗ばかりで周囲が(僕らだけは特に)笑いの渦。 といっても、僕も「わな」にかかりましたが\(__ ) ハンセイ どんなのかというと、 AEDは電気ショックを与えるものなので、ショックを与える時には絶対に倒れている人に触れてはいけません。 確認をよくしないといけないのですが、僕はよく確認せず、スイッチon! 救急救命士のひとが意地悪にも、足に触れていて、「あっ!痛っ!」って。 すいません、よく確認しなくて。。。。 そういえば、いつも生徒に「言われたことが何でできないんだ!」とおこっているような。 やっぱり、言うは易し、行うが難しか。 で、寝てた人がやったのが、飲み屋バージョンでペースメーカーをつけている人。 マネキンにペースメーカーのシールを貼っての実習。 ペースメーカーがあると、必ず3cmは離して、AEDのパットを貼らないといけません。 そうするかなぁと思ったら、いきなり、ペースメーカーのシールをはがし出しました えっ!!!埋まっている物を取り出すなんて。。。 と次の瞬間、今度はパッドをシールの上に そりゃダメでしょ。。。 とまぁ次々といろんな失敗例をみせてくれました。 いつも生徒を指導していて、いわれたことをきっちりとできる生徒がいます。 今回の実習で、改めて、生徒の方が優秀だなぁと感じました。 でも、できない生徒も多いですよ。 けれど、できない生徒をできないでは許しませんよ。 できるようになってほしいですからね。 何度でも、時間をかけて、いろんなことをできるようにしていかないと。 それにしても、救急蘇生法は簡単なようで難しかったなぁ。 実際、倒れている人がいてもちゃんとできるだろうか?心配だ。 生徒なら必ず「復習しとけ」とかいうんだけど。。。。 ということで、簡単な復習。 1、倒れている人がいたら、まわりの人と協力して救急車とAEDの手配。AEDは駅、学校、公共機関など最近置き場が増えている。 2、呼びかけても反応がなければ、まず、気道の確保。そのあと、人工呼吸と胸部圧迫による心肺蘇生。 3、人工呼吸がいやなら、やらなくてもいいが、心肺蘇生は必ずする。胸部圧迫の心肺蘇生だけでも生存率がグッとあがる。嘔吐、吐血しているときは人工呼吸をやらない。感染症の関係で。 4、胸部圧迫の場所は左右の乳頭を結んだ丁度中間。圧迫する場所を見つける一番早い方法。場所がわかりにくかったら、衣類を脱がせる。恥ずかしがらずに。 5、人工呼吸2回に胸部圧迫30回。胸部圧迫は1分間に100回おすペースで。リズム的には中島美由紀の地上の星が一番合っているそうです。 6、押す強さは胸が5cmほど沈む程度。結構、力いります。その際、骨が折れてもかまいません。骨はつながりますが、押すのを中途半端にすると命が戻りません。 7、AEDがきたら、すぐに電源を押す。自動もあり。あとはアナウンス通りに行う。この際、上半身の衣類をすべて脱がす。ようは丸裸です。 8、注意点は左右で心臓を挟むように2枚のパッドをはる。模範例どおりでなくてもOK。湿布、アクセサリーがあるとやけどの原因になるのではがす。ペースメーカーは避ける。ぬれていたら必ず拭く。ぬれた場所なら移動する。 9、AEDを使った後はひたすら、呼吸がもどるまで心肺蘇生。心肺蘇生を疲れたからといってやめると、脳へ酸素が行かなくなります。疲れたら、すぐに交代してもらう。呼吸が戻っても意識がないときは横向けにしておく(いわゆる、回復体位)。意識が戻ったとたん、吐血や嘔吐があって、窒息するのをふせぐため。 以上復習終わりです。よろしいでしょうか?先生っ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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