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カテゴリ:スター・ウォーズ
河原一久(著)『スター・ウォーズ・レジェンド』(扶桑社 )
いよいよ今夏、壮大な宇宙大河ロマンがその幕を閉じる。1976年、リアルタイムで第一作を鑑賞した者は、このフィナーレに文字通り涙するのであろう(これは大げさではない)。 エピソード6、所謂『ジェダイの帰還』公開から数年、監督ジョージ・ルーカス本人から、「実はスター・ウォーズは9つの物語から成っており、そのうち6部を映画化する。今後、残り6部のうち3部を映画化する」という発言が公になったとき、“物語の最後を目撃することは、生きているうちにはかなわないかも知れない”と絶望したファンが世界中に存在したという。 その、待望の最終章エピソード3『シスの復讐』が、いよいよベールを脱ぐ。と同時に、世界中のファンを虜にして来た“伝説”は、これで千秋楽となる訳で、これには一抹で済まない寂寥感が伴う。 エピソード1『ファントム・メナス』が公開されて、“スター・ウォーズはお祭りになった”という声を聞く。然り。私もそう思うが、それを悪いとも思わない。むしろ、イベント化した“スター・ウォーズ祭”の最後の出し物を、心して愉しみたい。そうしたファンも、そうでなかったファンも、スター・ウォーズ愛に溢れた著者編者(スター・ウォーズDVDの字幕監修者)の手による一冊を以て、映画史の一つの節目の目撃に準備しておこう。(了) *画像は、ヨーダと謎のおじいさん、夢の競演。記念撮影気分でパシャッ!!シュールな感じで気に入ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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