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バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ:パピルム(出版)
 実は今、本を出そうと思って頑張っています(共著です)。企画段階や何を書くべきかはほぼ確定していて、あとはその材料をどう見せて行くか(これは、当然読み手のターゲッティングも含めての段取りですが)、それを出版社に対して誠実かつ、無理強いではなく、共感の得られるような真摯な姿勢で説得し、協力をいただくよう進めて行かなくてはならないのですが。
 これまで、色々な商業誌や、時にはエンタテイメント系の分野で原稿を書かないか,と幸運にも声をかけていただきましたがずっと踏み切れないでいました。というのも、私自身,取材執筆はもちろん、編集や事業コンサル、企画など日々様々な仕事をして来ていますが、やっぱり原稿そのものには確固たるヴィジョンと、これだけ文章がある時代に、あえて自分が公共性の高い媒体に名前を出して文章を書くことの必然性について、頑固というか,生真面目なまでにこだわって来ました。私が、いくらプロで原稿を書けるからと言って、私じゃない人が書いた方がはるかに意味のある原稿にまで手を出すのは、ある意味で読者に対して背信行為ではないか,という思いがあったからです。それをお高く止まってる、と誤解した人もいましたが、そうではなくて、私は文章を愛しているし、だからこそ読み手に対して嘘をつきたくなかったのです。
 その出版社の専務さんがまた実のある方で、まぁ音楽や学術団体などの専門誌などには堅めの原稿を実名で書いて来た実績は多々ありますが、書籍としてのキャリアがない私がいくら「今こそ、自分が必然的であると思えるリアリティある本を書きたい」とお願いしたところで、「うん、ま、そのうち」と言われて来た経験(こういう商売っ気がなかったり娯楽的な文章を書かないライターは、いつも敬遠されます)から、もしかしたら社交辞令かなと思っていたのですが、なんと、私が書き上げた少々長めの文章はもちろん、このブログの日記までじっくり読んでくれたというのです。
 そして、最初の一言が振るっていました。「いただいた原稿と,ブログのテイストが違うので,別人かと思っていました」。なるほど、私は場に応じて、自分の人格のスイッチを完全に切り替えるので、当然この楽天広場では、そこにふさわしいエンタテイメント的な要素が感じられる文章を書いて来ました。しかし、愛する同じ文章ですから、どちらにウェイトや優劣を付けるようなことはもちろんしませんけど。
 そして嬉しかったのが、「t-kieroさんは、硬質な文章を書かれる方かと思いましたが、ブログの方の、一見やわらかい文章も、そこに織り交ぜられる難しい言葉も、最後はきちんとオチをつけて読ませ,どんな読み手にも理解させる文章になっているので、本当に良い文章が書ける人だな、と思いました」と言って下さったことです。
 普段,企画や制作やコピーライターとしての評価いただくことも嬉しいですが,やっぱり文章で評価されることが一番の励みだと改めて原点回帰した瞬間でした。
 出版業界冷え込み、ユーザーの紙媒体離れが言われて久しい昨今ですが、自分がかたくなに守り続けて来たヴィジョンや自分なりのやせがまんが、根性論だけでなく、文章力としても評価されるような、そうした理解を示して下さる方に「出して良かった」と言っていただけるような本の出版を実現できるように、次の展開に備えてあらためて自己研鑽します。ヤル気、でてきました(本が出せるということもそうですが、やっぱり文章が、真面目に認められたことが何より嬉しいのです!!「いいね」って軽く評価していただくことはたくさんありますが、どこまで本当なのか、それを分からないほどウブじゃないですから。結構悔しい思いもして来ましたし)。
 この手のことは、実際に形になってみるまで分かりませんが、そういう評価に添えるような、良心的な文章を書き続けるよう、これから年末にかけてもうひと頑張りしようと決意した秋の夜長でした。(了)
 





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Last updated  2006/11/02 04:37:26 PM
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